水のコラム

お風呂に排水トラップがない?臭いと虫を防ぐための確認手順と対処法【水道職人:プロ】

2026年08月12日 (更新日:2026年08月12日)   お風呂


お風呂の排水口から、下水のような臭いが上がってくる……掃除をした直後は多少改善されたように感じても、数日経つとまた元どおり。
そんなトラブルにお悩みの方、原因は汚れなどではなく、排水トラップにあるかもしれません。
 
浴室の排水口には本来、排水管の途中に水をためて下水管との間にフタをつくる「排水トラップ」という仕組みが備わっています。
これが働いていないと、下水の臭いや害虫がそのまま室内側へ上がってきてしまうことに。
掃除をしてもなんとなく臭いが残る場合、原因がここにあることは少なくありません。
 
ただフタを開けてみて確認できないからといって、排水トラップが付いていないとは限らないのが厄介なところです。
床下の配管側に組み込まれていて、上からは見えないだけということもあります。
 
そこで今回のコラムでは、お風呂の排水トラップが見当たらないときの見分け方から、ケース別の対処法や業者へ相談すべきタイミングなどについて解説していきます。

排水トラップが見当たらないときに考えられる3つのケース


トラップにたまっている水は、封水(ふうすい)と呼ばれます。
深さにすればわずか数センチですが、下水管からの臭いや害虫をせき止める大切な役割を果たしています。
 
この封水をためる方法としてはいくつかの種類があり、浴室で使われるのは主に3タイプ。

  • 椀(ワン)トラップ:逆さにしたお椀状の部品をかぶせて水をためるタイプ
  • ドラムトラップ:ドラム型の容器に水を蓄えるタイプ
  • 管トラップ:配管そのものをS字やP字に曲げて水をためるタイプ

 
このうちフタを開けて目で確認できるのは、基本的に椀トラップのみです。
 
椀トラップの浴室の場合、排水口の構造は、上からフタ(目皿)、髪の毛を受けるヘアキャッチャー、その下に封水筒、さらに奥に排水ピースという順に組まれているのが一般的で、この封水筒と呼ばれる部品がトラップの本体です。
排水口のフタを開けてみて、封水筒が見当たらないという場合、考えられる原因としては主に次の3つでしょう。

部品を外したまま戻していない

原因として一番多いのが、部品を外したままになってしまっているケースです。
過去の掃除のタイミングなどで封水筒を外してそのまま付け忘れていたり、前の入居者が外したきりそのままだった、といったことも珍しくありません。
封水筒は手で回すだけで簡単に外れる構造なので、掃除の際はきちんと本来の状態に戻すのが非常に大切です。
洗面所の棚や浴室の隅に転がっていないか、まずは探してみてください。

もともとトラップのない排水口

築年数の古い在来工法の浴室の場合、排水口に封水の機構が組み込まれていないタイプも少なからず存在します。
この場合、浴室の排水が直接排水管へ流れ込むため、下水の臭いをさえぎるものがありません。
フタを開けて中をのぞいても水がたまる構造がなく、まっすぐ配管が続いているように見えるなら、この可能性が考えられます。

目に見えない位置にトラップがある

ドラムトラップや管トラップの浴室では、封水をためる部分が床下の配管側に位置しています。
つまり、排水口の見た目がシンプルでも、その先で下水とはきちんと切り離されている状態。
またユニットバスの場合は、浴槽と洗い場の排水を一か所に集めてから、その先でトラップを通すという構造も一般的です。
 
厄介なのは、このタイプかどうかを排水口から見分けるのが難しい点です。
床下の点検口を開けないと配管の詳しい様子はわかりませんし、図面などがないかぎり、どの方式が使われているかまで判断するのは現実的ではありません。
部品を外した心当たりがないのに封水筒が見当たらない場合は、この可能性も含めて対処を検討する必要があります。

排水トラップがないと何が起きるのか


トラップが働いていない排水口は、浴室と下水管が一本の空洞でつながっている状態です。
さえぎるものが何もないため、下水側の空気が排水管を伝って浴室へ流れ込むことに。
 
まず出てくるのが臭いの問題です。
掃除で落とせる汚れとは違って、原因が排水管の奥にあるため、いくら排水口まわりをきれいにしても臭いは消えません。
むしろ、換気扇を回すことで室内の空気が引っ張られ、排水管から余計に空気を吸い上げてしまうことも……。
 
もう一つ見過ごせないのが、害虫の侵入経路になってしまう点でしょう。
チョウバエやゴキブリは排水管を移動して室内に上がってきます。
封水は臭いをさえぎる役割と同時に、そうした虫の通り道をふさぐ役目も担っているため、浴室で見かける小さな虫が急に増えたという場合、排水口が入口になっている可能性は十分に考えられます。
 
こうした臭いや虫の問題ですが、どちらも我慢できないほどではないと感じているうちは後回しにしがちなものです。
ただ、下水管とつながったままの状態は衛生的にも望ましくありませんし、時間が経つほど排水管の内部にも汚れが蓄積していきます。
できるだけ気づいた時点で、なんらかの対応を検討してみるようにしてください。
 
なお、トラップ自体は付いているのに臭いが取れないという場合は、封水の減りや部品の破損といった別の原因も考えられます。
そちらについては以下の記事でも取り上げていますので、あわせて参考にしてみてください。
 
(参考記事:お風呂の排水口から下水の臭いが!その原因と解消法を紹介

お風呂の排水トラップがないときの対処法と注意点


封水筒が外れているだけなら、話は簡単。
排水ピースの上に封水筒をかぶせ、ヘアキャッチャー、目皿の順に戻すだけで問題ありません。
しばらく水を流していれば封水がたまり、臭いも落ち着いてくるはずです。
 
ただし念のため、戻す前に部品にヒビや変形がないかだけ確認しておきましょう。
割れていると水がたまらず、付けていても意味がありません
また部品が見つからない場合や破損していた場合は、品番を調べて取り寄せが必要になります。
品番については排水口のフタの裏や、浴室の入口付近のシールで確認できることが多いので、一度確認してみてください。
 
一方、部品を外した覚えがまったくないのに封水筒が見当たらないという場合は、基本的には専門業者に確認してもらうことをおすすめしています。
市販の後付けトラップといった製品もあるにはありますが、排水口の見た目だけで「トラップがない」と判断するのはリスクもあります。
床下の配管側にすでにトラップがある浴室で後付けをしてしまうと、トラップが二重になることで空気の逃げ場がなくなり、かえって水が流れにくくなってしまうことに。
 
他にも、配管の接続部やパッキンの劣化が臭いの原因になっているケースなども可能性としては考えられますが、こういった場合は自己判断で後付けトラップを設置しても症状は変わりません。
床下の構造がどうなっているかを含め、確認した上での対処が必要です。
 
なお賃貸住宅にお住まいの場合は、まず先に管理会社や大家さんへ連絡を。
排水設備は建物側の設備にあたるため、費用の負担や業者の手配についてあらかじめ確認しておくほうがスムーズです。

お風呂の排水口トラブルは「とくしま水道職人」へ!

浴室の排水トラップは、床下の配管とつながった設備です。
目に見える範囲だけでは状態を判断しきれないことも多く、無理に手を加えると症状が悪化してしまうこともあります。
 
とくしま水道職人」では、水道局指定工事店として排水設備の調査から部品交換、配管の修理までを一貫して対応しています。
現場を確認した上で、必要な作業と費用を事前にご説明し、ご納得いただいてから作業に入りますので、覚えのない追加請求などが発生することはありません。
 
徳島市鳴門市阿南市をはじめ県内全域に対応しており、お見積もりは無料で実施しております。
お風呂の排水口の臭いにお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

とくしま水道職人 0120-492-315

とくしま水道職人 0120-492-315