水のコラム

トイレの交換修理はいくらかかる?修理に必要な知識と費用目安を解説

2023年09月04日  トイレの直し方

トイレにも寿命があり、故障内容により交換が必要になります。このとき気になるのが、修理費用です。

この記事では、トイレを交換修理するタイミングと、その時かかる費用についてご説明します。併せて交換修理の際覚えておくと便利な知識もお伝えしますので、業者に施工を依頼する際にお役立てください。

トイレを交換修理するタイミング

トイレを交換修理するタイミングは複数あります。この後解説する内容を確認し、該当する内容があれば、修理を検討しましょう。

設置してから10年以上経っている
トイレの耐用年数は10年前後です。使用頻度が多ければその分寿命も縮まります。設置してから10年以上経っているなら、交換してもよいかもしれません。

寿命を迎えたトイレは、故障が発生しやすくなります。何度も修理するようなら、いっそ交換してしまった方が安く済むケースも多いです。不具合や故障が起き始めるようになったら、業者に相談しましょう。

部品や本体が生産終了している
トイレやその内臓パーツには型番があります。毎年定期的に新しいものが製造されているため、設置してからある程度たった製品は、型遅れになっているものも多いです。部品や本体が生産終了していると、業者でもできる修理に制限が生まれます。

型番は、メーカーのホームページで調べられます。自宅のトイレやそのパーツが生産終了しているなら、新しいものに交換した方がスムーズに修理できるかもしれません。修理の際は、交換も視野に入れて検討しましょう。

タンクや便器にひびや割れがある
タンクや便器は陶器製です。ひび割れや欠けが発生したら、交換しない限り完全に修理できません。ひび割れや欠けが起きたら、新しい製品でも交換修理になります。

陶器のひび割れは一見しただけでは分からないものも多いため、業者に調べてもらって初めて判明するケースも多いです。タンクや便器の水がいつの間にか減っているなどの症状が頻発するなら、ひび割れを疑いましょう。

交換の際知っておくと便利なトイレの基礎知識

一口にトイレといっても、さまざまな種類があります。交換の際にトイレの種類や仕組みを知っておくと、今までよりも便利なものを選べるようになります。トイレの機能に関する基礎知識を解説しますので、新しい製品を選ぶときにお役立てください。

トイレの種類
トイレの種類を大きく3つに分けると、以下のようになります。

・組み合わせ式
・タンク一体式
・タンクレス式

組み合わせ式は、タンクと便器が分かれているタイプで、洋式トイレの一般的な形状です。タンクと便器が分かれている分、それぞれメンテナンスしやすいですが、すき間などにゴミがたまりやすく、掃除しにくいのが難点です。

タンク一体式は、タンクと便器がくっついており、すっきりした見た目をしています。タンクと便器の隙間がない分、掃除しやすくスタイリッシュな印象を与えられるのが特徴です。人気を集めているタイプのひとつですが、一度トラブルが発生すると修理が大変なタイプでもあります。

タンクレス式は、洗浄時の水を直接水道から給水しているタイプです。コンパクトで狭いトイレでも広々とした印象を与えられます。

ただ、手を洗うスペースを作れないため、手洗い台を別に設置する必要があります。設置やリフォーム時にほかのタイプにはない費用が発生する点に注意です。

排水形式
トイレの分類は、種類だけではありません。排水形式でも分けられます。

・床排水式
・壁排水式

床排水式は戸建て住宅で、壁排水式は集合住宅でそれぞれ採用されています。住宅の種類により採用できる排水方式が違う点にご注意ください。トイレは排水形式により選べる製品が異なる可能性があると覚えておきましょう。

便座の種類
本体だけでなく、便座にも選ぶ余地があります。暖房機能が付いた便座や、ウォシュレットなどです。それぞれトイレを快適に利用するための機能が搭載されています。タンクレス式はこれらの機能が最初からついているものも多く、ほしい機能により選ぶことも可能です。

なお、暖房便座やウォシュレットは、リモコンを外付けするタイプがあります。このタイプだと、トイレや便座の取り付けだけでなく、リモコンを設置する費用も必要です。型番により設置費用が異なる点にご注意ください。

洗浄方式
トイレの機能は、洗浄方法でも分けられます。主なタイプは、以下の5つです。複数あるため新しい製品のスペックを確認するときは必ずチェックしておきましょう。

・洗い落とし式
・サイホン式
・サイホンゼット式
・サイホンボルテックス式
・トルネード式

洗い落とし式は、排水路の穴から排水するタイプです。勢いよく吸い込むような形で洗浄します。汚れが付着しにくいのがメリットです。

サイホン式は、水が吸い出される力と水の落ちる速度を使い洗浄します。サイホンゼット式は、この仕組みをより強化したタイプです。サイホン式は汚れが便器につくと落ちにくいことがありましたが、サイホンゼット式はそのデメリットを克服しています。

サイホンボルテックス式は、サイホンの原理を使いつつ、渦を作るように排水することで、静かかつきっちりと洗浄します。

トルネード式は、便器の淵から勢いよく排水することで、節水しつつ静かに洗浄できるタイプです。使う水は少ないですが、洗浄力はきちんとあるため、節水機能を売りにした製品によく採用されています。

交換修理の費用相場

交換修理の際、気になるのが費用です。この費用も、トイレの種類により異なります。

・組み合わせ式……15~20万円
・タンク一体式……17~25万円
・タンクレス式……30~35万円

このほか、便座や手洗い台などを付ける場合は、別途費用がかかります。設置を検討する際は、本体だけでなく周辺設備も含めたトータルで検討しましょう。

修理業者は目的に合わせたところを選ぶ

交換修理の際は、当然業者に依頼するのですが、この業者も目的により複数の業者を選択できます。業者選びの際は、修理をする目的を明確にすることが大切です。

たとえば、給にトイレが故障し、すぐに交換してほしい場合は水道業者が適任ですが、内装も含めて変更したい場合は、リフォーム業者に依頼した方がよい結果を得られます。

このほか、細かい要望がある方やデザインにこだわりたい方は、工務店が、実際に設置する製品を見て決めたいなら家電量販店やホームセンターがおすすめです。修理業者を選ぶ際は、自分の目的に合わせたところを選びましょう。

見積もりは複数社に依頼して
なお、一口に水道業者や工務店といっても、ひとつの町だけでも複数の業者がいます。料金を抑えたい・より細かい要望をくみ取ってほしいなどの希望があるなら、相性のよい業者を選ばなくてはなりません。

業者選びの際は、多数の業者の中から自分に適したところを探すためにも、複数社から選ぶようにしましょう。見積もりを複数社に依頼すれば、依頼時の対応や見積もりの内容から、自分の希望に沿った業者を選びやすくなります。

修理や施工を依頼する際は、ひとつのところにいきなり決めず、比較・検討したうえで決定してください。

まとめ

トイレの交換修理は、数十万円単位のまとまった費用が必要です。修理に対して公開しないためにも、製品選びや業者選びの知識を身に付けてから依頼先を選びましょう。

故障していなくても、耐用年数などのタイミングが近付いているようなら、交換をご検討ください。

とくしま水道職人 0120-492-315

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