水のコラム
水道の蛇口交換をしてみよう!水栓やバルブ交換費用をご紹介
蛇口や水回りは、日常で頻繁に使用するため、長年使用していると故障する頻度が高まります。故障すると本体やバルブといった部品を交換する必要があります。
そこでこの記事では、交換した方が良いタイミングや費用の相場などを詳しく解説していきます。
蛇口を交換したほうが良いタイミング
ここでは、交換時の目安を解説していきます。
蛇口の寿命年数が過ぎたとき
水栓の寿命はおおよそ10〜15年だと言われています。設置をしてからこの期間を過ぎているものは、新品に交換することがおすすめです。不具合が起きていない場合でも、経年劣化によりトラブルが発生するリスクは高まります。
蛇口から水漏れする場合
蛇口から水漏れしているときは、交換する目安です。内部に入っているパッキンの劣化が考えられます。本体ではなく、パッキンのみの交換も可能ですが寿命を過ぎているときには、本体ごと交換してください。
レバーの動きが悪いとき
レバーの動きが悪くなっていたときも、交換する目安です。内部の部品が劣化により破損していることも考えられます。レバーまわりにグリスを塗っても動きが悪い場合は、交換する時期だと考えましょう。
止水栓が設置されている場所からの水漏れ
止水栓が設置されている箇所から、漏れることもあります。この状態では止水栓のパッキン交換と共に、水栓も交換するタイミングなのです。寿命がほぼ同じであるため、水が漏れてきたら交換すると考えてください。
蛇口交換費用の相場
ここでは、蛇口を交換するときにかかる金額の相場を紹介します。
単水栓
単水栓の交換費用は約8,000〜13,000円程度で済みます。構造が単純なつくりなので交換作業も手軽です。水栓類のなかでもいちばん安い費用で済むことが特徴になります。
本体の部品代は、最も安い場合は3,000円ほどで手に入ります。それに工事費や基本料金といった料金が5,000円ほどかかると考えましょう。さらに出張費やほかの工事が必要なときは、プラス5,000円程度かかってきます。
シングルレバー混合水栓
シングルレバーの混合水栓では、いちばん安くて約17,000円程度で交換が可能です。しかし、シングルレバーの混合水栓は種類が多いため、機能がたくさん付いたものを選ぶと金額は上がります。本体の種類によって金額が変わると考えましょう。
費用の内訳は、部品代は7,000円からになります。それに基本料金や作業工賃が5,000円ほど発生します。それに出張費などが5,000円ほど加算されるのです。種類や材質、機能などで相場は変わると考えておきましょう。
サーモスタット混合水栓
サーモスタット式では、蛇口本体の金額が高いため高額になってしまいます。だいたい25,000円以上だと考えておけば間違いないでしょう。作りが複雑で工事に手間もかかるため、どうしても高額になってしまうのです。
部品代は約15,000円程度です。基本料金や作業費が5,000円からで、さらに出張費が5,000円ほどかかると考えましょう。サイズも大きくシャワーが一体式になっているタイプは、40,000円以上することもあります。
ツーハンドル混合水栓
ツーハンドル混合栓は、どのタイプの水栓を着けるかによって金額は上下しますが、平均的な相場は約16,000円以上かかると考えておきましょう。デザインの凝ったものやシャワーホース付きのものは、高額になりやすい傾向にあります。
内訳は部品代が約6,000円程度です。その他に工事費が5,000円かかり、出張費が5,000円かかります。穴の数や位置によっては金額の幅が広くなるため、依頼する前にしっかりとした見積もりを出すことがおすすめです。
水道修理を業者に依頼した場合の費用
ここでは、交換ではなく修理を検討したときの費用相場をご紹介します。基本的に修理を依頼するときは、見積もりを出して貰いましょう。交換と修理と金額が変わらないのであれば、新品に交換したほうがお得です。
水漏れ箇所の修理
水漏れの修理は、場所や水栓の形状によって異なりますが、パッキンの交換やカートリッジ交換が主な作業です。この場合にかかる修理費用は、10,000円〜30,000円の範囲が相場になっています。
蛇口部品交換の費用
蛇口部品の交換では、4,000円〜8,000円が相場になります。これに基本料金や作業費、出張料金が加算されるため10,000円前後だと考えておきましょう。10年以上経っているものでは、本体交換になる場合もあります。
フラッシュバルブの交換費用
トイレのフラッシュバルブを交換するときは、10,000円〜30,000円程度が相場です。この場所は、部品代だけでも10,000円以上かかるので、修理する際は業者の人とよく相談をした上で修理をおこなうようにしてください。
自分で出来る作業でかかる費用
修理や交換を自分で作業するときは、部品代だけで済みます。しかし自己責任であるため、その後のトラブルや不具合に保障はありません。しっかり直したい場合は業者に依頼することがおすすめです。
業者に依頼する際の注意点
蛇口の交換や修理を業者に依頼する場合、注意点がいくつかあります。失敗しないためにも、注意点をよく確認しておきましょう。ここから主に覚えて欲しい項目を4点ご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
状況をしっかりと伝える
不具合を発見して連絡を取る場合には、現在の状況をしっかりと伝えることです。その話し方によって業者の方は、ある程度原因を定めて現地調査にきます。どこからのトラブルか、水は止めてある状態かなどをはっきり伝えましょう。
複数の業者から見積りを取る
自分で相場を確認したい場合は、複数の業者から見積もりをとることです。初めに出して貰った会社の見積もりを元に、ほかの会社へ見積もりを依頼します。同じような金額であれば、相場範囲内として安心できるでしょう。
損をしない水道修理業者の選び方をする
損をしない業者選びをしましょう。基本料金無料などと掲載されている業者では、あとから追加料金がかかることも考えられます。インターネットに掲載されている金額でできるのか、追加料金はかからないかをしっかり調べることがおすすめです。
難しい作業は水道局指定業者へ依頼する
複雑な構造や難しい場所での作業は、各自治体に登録されている水道局指定業者に依頼をしてください。この業者では、下請けを使うことなく自社で作業をおこないます。また実績を持った業者がほとんどであるため、安心です。
まとめ
水道の蛇口にはさまざまな種類のものが使用されています。キッチンや浴槽、トイレ、洗面台などの水回りによって形状も違うでしょう。そのため、種類によって金額の幅が異なるのです。
また消耗品であるため、経年劣化を起こします。10年以上経っているものは交換の時期だと考えておきましょう。交換にするか修理にするかは状況をみて、業者の方と相談してからでも遅くはありません。
見積もりを出して貰い、納得した上でどちらの方法にするかを決めていきましょう。複数社の見積もりを比較してみることも、賢い選択肢のひとつです。損をしない優良業者を選び、しっかりと直してもらいましょう。