水のコラム

ユニットバスの排水溝はつながっている?仕組みや発生しやすいトラブルについて解説

2023年07月20日 

ユニットバスは排水溝が一体化しているコンパクトな仕様となっています。

一般家庭で普及している構造ではありますが、メンテナンスや掃除をおこたるとトラブルが発生する可能性も高いです。

そのため、定期的なメンテナンスが必要となりますが「ユニットバスでトラブルって起こるの?」「トラブルへの対処方法が分からない」という疑問や悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、ユニットバスの仕組みや発生しやすいトラブルについて解説していきます。

ユニットバスの排水溝はつながっている?

ユニットバスはコンパクトで機能的な浴室であり、住宅において一般的に使用されています。

多くの場合、バスタブ、シャワー、トイレ、洗面台などが一体化されており、一つの排水溝に集められます。このため、内部的には排水溝がつながっていると言えます。

ただし、排水システムによっては、排水溝が複数のパイプに分かれている場合があります。その場合、それぞれの排水溝が異なる場所に接続されているため、一箇所から排出されるわけではありません。

また、ユニットバスの排水システムは、地下の下水道と接続されています。そのため、排水溝がつまった場合や不具合が生じた場合は、専門家によるメンテナンスが必要です。

また、定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防げます。

以上のように、ユニットバスの排水溝は内部的につながっているケースが一般的であり、適切な管理が必要です。

ユニットバスで発生しやすいトラブル

続いてユニットバスで発生しやすいトラブルについて紹介していきます。

洗い場側の排水口でつまりが発生しやすい
ユニットバスでは洗い場側の排水口でつまりが発生しやすいです。

ユニットバスは、バスタブ、シャワー、トイレ、洗面台などの施設が一体化された浴室であり、排水溝が一箇所にまとまっているため、排水口がつまりやすい傾向にあります。

特に、洗い場側の排水口は髪の毛や石鹸カスなどが原因で詰まりやすくなっています。このため、定期的な清掃が必要です。

また、洗い場で髪の毛を洗う際には、シャンプーボトルや洗面器などで髪の毛を集め、排水口に流さないようにする必要があります。さらに、排水口に適したカバーを設置しておくと、詰まりを予防できるでしょう。

洗い場側の排水口は定期的なメンテナンスや予防対策を行うとトラブルを予防できるため、こまめに状態をチェックしましょう。

つまりの解消方法

ここでは、つまりの解消方法について解説していきます。

今回紹介する2つの方法を理解しておけば問題なくトラブルに対応できるようになるため、ぜひ参考にしてください。

パイプクリーナーを使う
排水管が詰まった際の解消方法として、パイプクリーナーを使う方法があります。

パイプクリーナーは特殊な薬剤を含んだ洗剤で、排水管内の汚れや詰まりを溶解してくれます。

使用方法は簡単で、パイプクリーナーを排水口に注いでしばらく放置しておくだけです。そして、一定時間が経過したら水を流して汚れを洗い流します。

ただし、パイプクリーナーを使用する際には取扱説明書に従って適切に使用する必要があります。

また、パイプクリーナーによって溶解される汚れの種類によっては、効果が薄い場合があるため、詰まりの原因に合わせた適切な洗剤を選ぶ必要があります。

なお、パイプクリーナーによって解消できない場合は、専門家による解消作業が必要となります。

ラバーカップを使う
排水管が詰まってしまった際には、解消方法としてラバーカップを使用してみましょう。

ラバーカップはゴム製のカップ状のもので、排水口に密着させて空気を押し込んで排水管内の圧力を変化させることで、つまりを解消する方法です。

使用方法は簡単で、ラバーカップを排水口に密着させ、カップを押し込んで空気を排水管内に送り込みます。その後、ラバーカップを素早く引き上げて排水管内の圧力を変化させ、つまりを解消していきます。

なお、ラバーカップを使う場合には事前に水を少量入れておき、排水管内に空気が溜まりやすくなるようにすると効果が出やすくなります。

また、ラバーカップを使っても詰まりが解決しない場合には、専門家による解消作業が必要になる場合があります。

排水溝の分解も行ってみよう

先ほど紹介した方法でつまりが解消しなかった場合は、排水溝の分解も検討してみましょう。

このトピックでは、排水溝の分解方法について紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

排水溝の分解方法
ユニットバスの排水溝が詰まってしまった場合、分解して詰まりを解消してみましょう。

まず、排水溝のフタを取り外してフタを支えているビスやクリップを外します。次に、排水管に通じるフタ部分を引き上げ、排水管の内部を確認します。

そして、排水管内に詰まりがある場合は、ラバーカップやすっぽん、パイプクリーナーなどを使って解消します。また、排水管内に汚れが付着している場合は、ブラシやスポンジを使って洗浄しましょう。

なお、排水溝の分解作業を行うと手軽に詰まりを解消できますが、分解後には必ずフタをしっかりと取り付けて、排水溝が正常に機能するようにしましょう。

また、排水溝の分解作業は専門的な作業であるため、DIY初心者や安全面が心配な場合には、専門家に解消作業を依頼してください。

業者への依頼も行おう

つまりのトラブルは個人でも対応可能ですが、場合によっては業者への対応依頼を検討する必要があります。

相見積もりを行おう
ユニットバスのトラブル解消作業はDIYで行うこともできますが、専門的な知識や技術が必要であるため、DIY初心者には難しい作業でもあります。そのため、業者に依頼することも一つの選択肢となります。

そして、業者に依頼する場合には相見積もりの実施がおすすめです。相見積もりとは複数の業者に見積もりを依頼し、価格やサービス内容を比較することで最適な業者を選ぶ方法です。相見積もりを行っておくと高額な料金や不必要な作業を避けられるでしょう。

また、相見積もりを依頼すると業者の信頼性や技術力、対応力などを確認できます。なお、業者に依頼する場合は業者選びのポイントを把握し、口コミや評判などを参考にしながら信頼できる業者を選ぶ必要があります。

加えて、相見積もりを行う際には依頼内容や作業時間、料金の詳細などを確認し、不明点や疑問点があれば遠慮なく業者に質問することも大切です。

深夜や早朝の依頼は避ける
ユニットバスのトラブルで業者に依頼する場合、深夜や早朝に依頼するのは避けましょう。多くの業者は営業時間内に作業を行うため、深夜や早朝に依頼する場合は対応に時間がかかる場合があります。

また、深夜や早朝に依頼すると追加料金がかかる場合があるため、注意が必要です。さらに、夜間や早朝に騒音を出すことになるため、周囲の迷惑にもなります。

そのため、業者に依頼する場合は営業時間内に依頼することが望ましいです。また、業者に依頼する前に自分でできるトラブル解消方法を試してみるのもおすすめです。

DIYで解決できるトラブルであれば、業者に依頼する必要はないでしょう。ただし、自分で解決できない場合や、トラブルが複雑な場合は業者への依頼を検討しましょう。

まとめ

ユニットバスの排水溝のトラブルは洗い場側の排水口でつまりが発生しやすいです。そして、こうしたトラブルはパイプクリーナーやすっぽん、ラバーカップを使って解消できます。

また、排水溝を分解して掃除する方法も効果的ですが、DIYで行う場合は注意が必要です。加えて、業者に依頼する場合は相見積もりの実施や、深夜や早朝の依頼を避けることが重要です。

なお、DIYで解決できるトラブルであれば業者に依頼する必要はありませんが、自分で解決できない場合やトラブルが複雑な場合は、業者への依頼を検討するようにしましょう。

とくしま水道職人 0120-492-315

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