水のコラム

シャワーホースが外れた場合の対処方法!取り替え方法や必要となる道具を紹介

2023年02月26日  お風呂の直し方

カランや元栓からシャワーのホースやヘッド部分が取れてしまったケースでは、各部分が老朽化していることが考えられます。シャワーのホース部分やヘッド部分が老朽化していると、水漏れを引き起こすことがあります。

ただし、対処方法は取り替えとなるケースもあるでしょう。ここでは、取り替え方法や必要となる道具を解説します。

カランからシャワーホースが外れた場合の取り替え方法

カランからシャワーのホース部分が外れたら、カランとシャワーホースのつなぎ目のゆるみを確かめてみてください。

つなぎ目が緩んでいない場合、シャワーのホース箇所が老朽化している危険があるので取り替える必要があるでしょう。

シャワーのホース箇所の取り替え作業で準備するものは、以下の通りです。

・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・購入したシャワーホース
・アダプター(必要なとき)

アダプターはシャワーホースとカランやシャワーのヘッド部分を接続するキャップのようなパーツで、メーカーや製造番号が異なるときに用います。アダプターはシャワーホースとセットで販売されている製品もあります。

もし、旧シャワーホースと同製品がないときは、アダプター付属のシャワーホースを購入してください。

シャワーホースの取り替え手順
はじめに止水栓を閉めます。止水栓とは、シャワーに送る水量をコントロールしたり、風呂で問題が起きた際に、止水する栓のことです。

風呂の場合はカランに付く溝がある部分のことで、その溝にマイナスドライバーを差し込んで右側回りに回すと閉まります。

その後、シャワーのホース部分をカランの間にあるナットを回転させて外します。ナットがなかなか外れない場合は、モンキーレンチを用いると簡単に外せます。

次に、シャワーヘッドを左側に回して、シャワーヘッドからホースを外します。新品ホースをシャワーヘッドに装着し、元通りにすれば完了です。

この際、カランとホースまたはシャワーヘッドとホースのつなぎ目にアダプターが付いている場合があるので、必要であれば取り付けます。

シャワーヘッドが外れた場合の取り替え方法

次に、シャワーヘッドが外れたときの取り替え方法を紹介します。

シャワーヘッドの取り替え作業で用意するものは以下の通りです。

・購入したシャワーヘッド
・アダプター(必要な場合)

使用中のシャワーヘッドと同じ製品が入手できないときは、アダプターを用いて、シャワーヘッドを取り替えられます。どんなアダプターを購入すればいいか判断できないときは、販売店にシャワーヘッドを持ち込み、スタッフの方に相談してみてください。

シャワーヘッドの取り替え方法
はじめに、止水栓を閉めます。その後、素手でシャワーヘッドを左側に回して、ホースを外します。つづいて、必要な場合アダプターの取り替えをしましょう。その後、新品のシャワーヘッドに取り替えて、ホースを取り付けます。最後に、止水栓を開けたら終了です。

混合水栓を使用している人で、停止ボタン付きのシャワーヘッドに取り替える人は、逆流弁の取り付けが必要になるケースもあります。

混合水栓とは、お湯と水が出る2種類のハンドルが付くカランのことです。停止ボタン付きシャワーヘッドとは、お湯と水量を調節したまま、止水できるシステムが付くシャワーヘッドのことです。

混合水栓で停止ボタン付きシャワーヘッドに変えると、止水したときに水圧の強い水が、水圧の弱いお湯の方に流されていきます。そして、お湯の方に圧力がかかり、シャワーヘッドが故障してしまうのです。

したがって、水の逆流を抑える、逆止弁というパーツを装着する必要があるのです。

ただし、逆止弁が付く混合水栓もあります。カランの水量を調節するときにひねるところに、「止」という目印があるケースは、すでに逆止弁が装着されているので、自分で設置する必要はありません。

逆に、印がないときは取り付けられていない可能性があるので、自分で取り付けましょう。

次に、逆止弁の設置方法を解説します。以下の道具を準備してください。

・逆流弁
・モンキーレンチ
・シールテープ

逆止弁の設置手順は、以下の通りです。

はじめに、止水栓を閉めます。つづいて、壁から出るパイプとカランを接続するナットをモンキーレンチで取り外します。ナットはお湯側と水側にそれぞれ付きますが、どちらか一方を全部外してから、片方を取り外すとつなぎ目が歪む危険があるので、双方をバランスよく徐々に回して外しましょう。

次に、カランに設置する逆止弁の方向を確かめます。逆止弁は誤った方向で付けると水が流れなくなるので、注意が必要です。逆止弁はナットが付く方がカラン側になります。

方向を確かめたら、パイプとカランの空間に逆止弁を設置していきます。手で押し込んだあと、モンキーレンチで確実に閉めましょう。この際も、水漏れを避けるためにバランスよく順番に取り付けていくのがいいでしょう。

そして、カランを元の位置のパイプに設置してください。止水栓を開けてカランから水漏れしていないか確かめましょう。このとき、カランとパイプの隙間から水漏れしている場合、隙間のところをシールテープで埋めてください。

最後に、シャワー停止システムを使用してみましょう。逆止弁が水の逆流を防止するときに「ドン」という音が聞こえたら、完了です。

自分で取り替えるのが困難な場合

自分でシャワーヘッドを設置するのが難しいときは、強引に自分で設置するのはやめましょう。シャワーは毎日使うものなので、専門業者に依頼して直ちに取り替えてもらうのが安全です。

シャワーホース・ヘッド部分の水漏れも修理の目安

シャワーホースやシャワーヘッドの老朽化が進行すると、外れる前に水漏れする場合もあります。それは、つなぎ目のパッキンの老朽化がおもな要因です。使った年数が経過して水漏れしているときは、パッキンを取り替えましょう。

ここで、「シャワーヘッドとホース間のパッキン」と「シャワーホースとエルボ間のパッキン」の取り替え方法に分けて説明します。

パッキンの取り替えに必要なものは、以下のとおりです。

・新品のパッキン
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ

パッキンを購入するときは、製品番号が同じものを購入しましょう。製品番号は製造メーカーに問い合わせて確かめます。

シャワーヘッドとホースのつなぎ目のパッキン取り替え
はじめに、止水栓を閉め、シャワーヘッドを左側に回して取り外します。つづいて、ホースに残った金具をホースの方に下げます。パッキンが見えてくるので新品と取り替えてください。

その後、シャワーヘッドを設置し、止水栓を開けて水漏れしていないことを確かめたら完了です。

エルボとホースのつなぎ目のパッキン取り替え
エルボとホースのつなぎ目のパッキンが老朽化している場合も水漏れが起こります。エルボとは、ホースとカランをつなぐ金具のことです。

では、エルボとホースのつなぎ目にあるパッキンの取り替え方法を説明していきます。止水栓を閉めたあと、モンキーレンチでエルボに付いたボルト部分を外してください。ホースを取り外せるので、ホースを取り外してエルボを回転させて外しましょう。

エルボを外したら、内部を確かめるとパッキンが見えてくるので、新品に取り替えます。そして、元の手順でホースとエルボを設置したら止水栓を開け、水漏れしていないことを確かめたら終了です。

パッキン取り替えで水漏れが直らない場合は、エルボ自体が老朽化している可能性があります。そのときは、エルボ自体を取り替えましょう。

まとめ

この記事では、シャワーホースが外れた場合の対処方法を解説してきました。また、取り替え方法や必要となる道具も紹介しましたので、実際の作業イメージを持って頂けたのではないでしょうか。

今後ご自宅のシャワーが壊れたときの対処方法として、ぜひ参考にしてみてください。

とくしま水道職人 0120-492-315

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