水のコラム

トイレのつまりを薬品で解消するには

2022年11月01日  トイレ

トイレの流れが悪かったりつまったりするのを感じた経験はないでしょうか。トイレのお手入れは日ごろの清掃が大事だとわかっていても、億劫な人も多いでしょう。

トイレのつまりは、薬品で簡単に対処できるかもしれません。焦らずに落ち着いて対応しましょう。

この記事では、トイレがつまる原因と薬品で直す方法、予防方法について詳しく解説します。急にトイレがつまってしまい、どうしたらいいかわからないという方は参考にしてみてください。

トイレがつまる原因

トイレのつまりの原因はさまざまです。一度に大量のトイレットペーパーや排せつ物を流すと流れにくくなりやすいです。

また、ポケットに入っていた鍵やヘアピン、リップクリームなどの水に溶けない固形物が便器内に落ちてしまい、つまりの原因になることもあります。

ここでは、トイレのトラブルのなかでも発生頻度の高いつまりの原因についてご紹介します。薬品で解消できるのは排泄物やトイレットペーパーのように水に溶けるものに限られます。

固形物や異物など、水に流せないものは薬品では対処することができないため注意してください。

一度に流す量が多すぎる

水に溶けにくいトイレットペーパーを使用したり、一度に大量に流したりすると、トイレが流れにくくなることがあります。トイレットペーパーのなかには水に溶けづらいものもあるため、水に流れやすいシングルのトイレットペーパーを使うようにするといいでしょう。

また、トイレットペーパーは一度に少量ずつ使い、数回に分けて流すようにしましょう。

固形物がつまっている

トイレを使用した際に、ポケットから鍵やアクセサリーなどがトイレに落ちてしまうことがあります。便器内に落ちた固形物はすぐに取り除きましょう。

排水溝の曲線部に固形物が引っかかると、水の通り道を狭め、水の流れが悪くなります。便器内にはものを落とさないように気を付けましょう。

生理用品やおむつなどの異物をトイレに流した

生理用品やおむつはトイレットペーパーのように水には溶けません。生理用品やおむつは吸水性に優れた素材でできているため、トイレに流してしまうと、排水溝で膨張してトイレをつまらせてしまいます。トイレに流さないようにしましょう。

節水トイレを使っている

トイレのレバーを押すと水が便器内に流れますが、水流に勢いがないと十分な水圧が得られません。便器内の水を排出する通り道は複雑に曲がっているため、トイレットペーパーや排せつ物を押し流すには強い水圧が必要です。

節水トイレは流れる水の量が少なく、きちんと流れずトイレのつまりにつながります。トイレットペーパーをいつもより多く使用した場合は、強い水流で流すようにしましょう。

尿石が溜まっている

悪臭がしたり、固形物や異物は流していないのに流れが悪かったりする場合は、尿石が溜まっているかもしれません。尿石とは、尿に含まれるカルシウムイオンが便器内で固まったものです。

放置していると便器の黄ばみの原因にもなります。尿石が便器や配管に溜まると、つまりや臭いの元になるのです。尿石は非常に硬く、1回溜まってしまうと取り除くのが大変です。

尿石を溜めないためにも、こまめにトイレ掃除を行いましょう。こまめな清掃は、尿石による悪臭を防ぐこともできます。もうすでに尿石が溜まっている場合は、通常の清掃で取り除くことは困難です。

トイレのつまりを薬品で解消する方法

薬品は基本的にトイレに流せばいいので、手が汚れずとても便利です。トイレのつまりの種類によって効果的な薬品の種類も異なります。どの薬品を使えばつまりが解消されるのかを詳しく解説します。

中性洗剤

お風呂場用洗剤や食器用洗剤などの中性洗剤はトイレットペーパーや排せつ物がつまったときに有効です。中性洗剤は身近にあるもので、有毒なガスが発生する心配もないため、使いやすいでしょう。

まず、中性洗剤を100ml便器に流し入れます。そこに40~60℃のぬるま湯を流し、30ほど置きます。30分経過したら、水位が下がっているのを確認できたら、つまりが解消されているので、流して完了です。

トイレは熱に弱い陶器でできているため、熱湯をかけるとひびが入ってしまう恐れがあります。必ずぬるま湯を使用しましょう。

酸性洗剤

トイレが黄ばんでいたり、臭いが気になったりしたことはないでしょうか。これは、尿に含まれるカルシウムイオンが固まった尿石が原因です。尿石は一度できてしまうとか硬くなり、取るのが困難です。

尿石はアルカリ性のため、落とすには酸性洗剤が有効です。酸性洗剤は尿石を溶かすだけでなく、黄ばみや臭いも解消してくれます。

酸性洗剤を使用する前に、必ず換気を行い、ゴム手袋をはめましょう。便器の水は灯油ポンプや紙コップなどで抜いておきます。黄ばみや尿石が気になる部分に酸性洗剤をかけ、ブラシでこすりましょう。尿石がきれいに落ちるはずです。

汚れがひどい場合は、酸性洗剤をかけてから1時間ほど置きましょう。

トイレ用クリーナー

パイプクリーナーは次亜塩素酸ナトリウムや界面活性剤といったトイレットペーパーや排せつ物を溶かす成分が配合された薬品です。使用時は換気を行い、手袋、マスクを着用しましょう。

使い方はとても簡単で、便器の汚れた部分にトイレ用クリーナーをかけ、2~3分ほど放置して流すだけです。手軽に短時間でお掃除をしたいときに便利です。

トイレのつまりが薬品で解消できなかったら

ご紹介した方法を試してもつまりが解消されない場合は、自力で対処しようとせず、水道業者へ相談することをおすすめします。

水道業者なら迅速に駆けつけ、つまりの原因を特定し、お見積りを行ってくれます。トイレの構造や排水管の形状を熟知している水道業者なら安心です。

依頼するなら、きちんとした業者がいいですよね。ここでは優良業者を見極めるポイントを紹介します。

自宅から近く、すぐに駆けつけてもらえるか

つまりの解消を依頼するときは、急を要する場合が多いと思います。すぐに対応してもらえるよう、自宅から近く、すぐに駆けつけてくれる業者を選びましょう。

料金が明確にされているか

広告やホームページに書いてある料金が分かりやすい業者は信頼できるといえるでしょう。相場と比べて料金が安すぎたり、追加料金が発生したりするような業者は避けた方が無難です。

実績は豊富か

依頼するなら施工実績が豊富な業者を選びましょう。ホームページの会社概要を見ると営業年数が書いてあります。また、ホームページに施工例が掲載されていたら、ぜひ参考にしましょう。

水道局指定業者かどうか

水道局指定業者とは、法律や法令に従ってきちんと施行できると認められた水道修理業者のことです。「給水装置工事主任技術者」という国家資格保持者が在籍しています。

アフターフォローは充実しているか

洗浄を実施してもらった後でも再び汚臭やつまりなどのトラブルが生じる可能性もあります。そのような際のアフターフォローや保障の内容をきちんと確認しておきましょう。

まとめ

この記事では、トイレがつまる原因と、トイレのつまりを薬品で解消する方法について解説しました。

ドラッグストアやスーパーマーケットなどで手軽に入手できるうえ、使い方も簡単なので、トイレがつまって困った際には、ぜひ試してみてください。ただし、薬品を使った方法が有効なのは、トイレットペーパーや排せつ物、尿石といった水にとけるつまりのみです。

異物や固形物がつまっている場合には水道業者に依頼しましょう。ホームページを確認し、料金や施工実績をきちんと確認して業者を選びましょう。

とくしま水道職人 0120-492-315

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