水のコラム

シャワーの水漏れはすぐ対処すべき?自分でできる対処方法を解説

2022年06月28日  お風呂

シャワーを止めてもポタポタと水が漏れてしまうことはありませんか?

放置していても問題ない漏水もありますが、放置すると大きなトラブルに発展するケースもあります。また、少量の漏水でも蓄積されれば水道代がかさむことも。

漏水がすぐに止まらない場合は、適切な対処が必要です。本記事では、シャワーから水が漏れてしまう原因と止める方法、水漏れの予防法と業者に依頼すべき事象を解説します。

シャワーの水漏れの原因は?

シャワーで漏水が発生しているとき、主な原因は4つあります。

・残留水
・シャワーヘッド本体・バルブの故障
・バルブやナットのゆるみ
・部品の老朽化

残留水が原因の漏水は放っておいてもとくに問題ありません。

残留水というのは、シャワーからで切らず、ヘッド内部に残ってしまった水のことをいいます。ヘッドを上向きにして水が止まれば、残留水による漏水です。

ヘッド内部に空気が入ると残留水が溢れ出てしまうという現象です。残留水による漏水は、出きったら自然と止まるのでとくに問題がありません。

ヘッドを上向きにしても水が止まらない場合、シャワーヘッド本体・バルブの故障、バルブやナットのゆるみや部品の老朽化が考えられます。バルブとは水の量や温度を調節するのに操作する部分のことです。

ナットとは水栓とホースなどが接続されている部分のことをいいます。バルブやナットのゆるみは、故障もしくは老朽化によって起こります。水回りは、使用頻度によって耐久年数が変わってくるので一概に何年程度で老朽化を疑いましょうとはいえません。

残留水以外の原因で水が漏れているときは、あらゆる原因を疑いましょう。

シャワーの水漏れを止めるには?

シャワーから水が漏れている場合、軽いものであれば自力で対処可能です。

水が漏れている原因によって対処法は異なるため、まずは原因を探りましょう。残留水が原因で水が漏れている場合、放っておいても問題ありません。しかし気になる場合は次の方法で解消してください。

1. 水を止めた状態でシャワーヘッドをホースから取り外す
2. 中に溜まった水を流す
3. シャワーヘッドをホースに取り付ける

残留水以外の原因で、シャワーヘッドから水が漏れている場合はシャワーヘッド本体・バルブの故障か部品の破損が考えられます。

シャワーヘッドにひび割れが発生している場合は、ヘッド本体を新しいものに交換しましょう。目で見て故障個所が不明な場合は、バルブを交換すれば改善することがあります。バルブの交換は次の手順で行ってください。

1. 止水栓を閉じる
2. 切り替えハンドルを取り外す
3. ナットを取り外す
4. バルブを交換する
5. 取り外した部品を戻す

シャワーヘッドではなく、ホースから水が漏れている場合はヘッドとホースを接続しているパッキンやOリングに不具合が生じている可能性が高いです。

パッキン、Oリングを交換することで改善が見られます。交換方法は次の通りです。

1. シャワーヘッドをホースから取り外す
2. パッキン、Oリングを交換する
3. シャワーヘッドとホースを接続する

水が漏れている箇所がヘッドでもホースでもなく、配管部分や壁面だった場合は、部品の劣化や配管内部でつまりが発生している可能性があります。この場合は自力で対処が難しいため、業者に修理を依頼しましょう。

シャワーの水漏れトラブルは予防できる?

シャワーの漏水は未然に防ぐことができるのでしょうか。漏水は起きないに越したことはないですよね。残留水による漏水は頻繁に起こりがちです。

放置していても直接的な問題はありませんが、残留水が溜まった状態が長く続くと水栓に負担をかけることにもなります。

水栓に負担がかかると老朽化につながってしまうので、できるだけ残留水は残さないほうがよいです。1日に1度はシャワーヘッドを外して中の残留水を抜いたり、シャワーを使わないときは止水栓を止めるようにしたりしましょう。

残留水の他、シャワーヘッドやバルブ内部の汚れや劣化で漏水は起こってしまいます。定期的にシャワーヘッドやバルブを分解し、中の汚れを掻き出すなどしてメンテナンスを行いましょう。劣化を発見できれば、漏水が起こる前に部品の交換が可能です。

このように定期的に手入れやメンテナンスを行ってシャワーの漏水トラブルを予防しましょう。

業者に依頼した方がいいケース

シャワーで漏水が発生したとき、軽い事象であれば自力で対処が可能です。しかし原因が特定できなかったり、原因と思われる箇所の本体や部品を交換しても漏水が解消しなかったりすることもあるでしょう。

また、漏水箇所が配管内部の詰まりや壁面から発生している場合は自力で対処できません。自力で対処できない場合は業者に修理を依頼してください。業者に依頼すれば気づかなかった箇所の他のトラブルなども発見してくれて、総合的にメンテナンスできるかもしれません。

業者に修理を依頼するとなると、気になるのがかかる費用ですよね。業者に依頼したときの費用の目安は次の通りです。

シャワーの漏水:約3,000~5,000円
シャワーヘッドの修理や交換:約8,000~10,000円

シャワーヘッドを交換する場合は、交換するヘッドの価格によって費用は変動します。また、水栓や蛇口を交換しなくてはならないときは、パーツやモデルが細かく変わるので見積もりを依頼しましょう。

水回りの修繕対応はあらゆる業者で行っています。それぞれの特徴を見てみましょう。

工務店
水回りの修繕は工務店でも実施できます。

住宅を建設してもらった工務店であれば、依頼しやすいのではないでしょうか。しかし、修理内容によっては対応できないこともあります。

そうなると再度他の業者に依頼しなければいけなくなり、時間と費用が別途かかってしまうこともあります。

メーカー
水道設備を取り扱っているメーカーに依頼することもできます。

しかし、水道修理業者に比べると費用が割高になってしまうこともあります。また新しいものに交換する場合、修繕を依頼したメーカーの製品で行うことになり、選択肢が狭くなってしまうというデメリットも。

水道修理業者
水回りの修繕を依頼するには、水道修理業者が1番おすすめです。

工務店やメーカーと比べると費用も抑えられますし、簡単な工事であれば迅速に対応してくれます。新しいものへの交換が発生した場合も、メーカー問わず柔軟に対応してもらえるのもメリットです。

水回りの悩みであれば、あらゆる相談ができるので一気にトラブルを改善してもらえます。水回りの一斉点検なども可能なので、明るみになっていないトラブルを未然に防ぐことも可能です。

まとめ

ここまで、シャワーから水が漏れてしまう原因と止める方法、水漏れの予防法と業者に依頼すべき事象を解説してきました。シャワーからの水漏れは放置していても問題ないものと、すぐに対処すべきものがあります。

軽い水漏れは自力で対処できるので、まずは原因箇所を突き止めましょう。自力で対処できない場合は、業者に依頼する必要があります。業者に依頼すると費用もかさむので、定期的なメンテナンスや掃除で漏水を未然に防ぐのが大切です。

使用頻度によって老朽化の進み具合は異なりますが、こまめな手入れで長く快適にシャワーを使用しましょう。

とくしま水道職人 0120-492-315

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