水のコラム

台所のぬめりを予防したい!解決方法について

2021年09月12日  キッチンのメンテナンス

ぬめりの正体は細菌の集合体

台所は人間の口に直接入る料理を作る場所なので特に衛生面には気をつけたいのですが、その料理が多くの不衛生の原因となっているのも事実です。

料理に使った食材や調味料がシンク周辺に残っていた場合、それらはカビやコバエの栄養となり衛生環境を悪化させてしまいます。
カビやコバエ以外にも台所周辺で気になる衛生問題として、ぬめりがあります。

ぬめりは透明な汚れなのでカビよりも目立ちにくく、コバエのように料理や食事の邪魔になることはありません。
しかしその正体は、バイオフィルムという生物膜を作った細菌の塊です。

バイオフィルムは食品に付着して体内に入れば健康被害を引き起こす可能性があり、排水口や排水管で増えた場合は詰まりの原因となります。
ぬめりはどのような場所で発生するのか、どうすれば発生を予防できるのかを学び、清潔な台所を保ちましょう。

シンクのぬめり対策

ぬめりの発生には水分と栄養分が必要なので、台所のカウンター上より水気が残りやすいシンクや排水口付近で発生するケースが多く見られます。

シンク内のぬめりは食材のカスをしっかりと流し、使用後の水気を拭き取ることで予防が可能です。
シンクの角や石鹸入れの裏などは水流が届きにくく、汚れや洗剤が残りやすいため、特に注意が必要です。

また、油がシンクに付着した場合は通常の清掃では落としきれず他の汚れと混ざることで落としにくい黒ずみとなる可能性があります。
これも放置した場合はぬめりの原因となるので、油を多く使った際はシンク内の壁にも気を配って清掃を行いましょう。

油は排水口にそのまま流すと詰まりの原因になるため、可能な限りキッチンペーパーなどで拭き取ってから食器を洗うことでさまざまなトラブルの予防に役立ちます。

シンク内に発生してしまったぬめりは塩素系の漂白剤を使って効果的に除去が可能です。
ジェルタイプや泡タイプを使うことで壁のぬめりにも対応できますが、塩素系漂白剤は長時間放置されるとシンクの劣化を引き起こすので、使用後はしっかりと水で洗い流しましょう。

三角コーナーのぬめり対策

野菜の切れ端などの食材カスをためておく三角コーナーはぬめりが発生しやすい場所の一つです。
食材カスの放置はコバエの発生原因にもなるので、夏場には半日に1回、それ以外の時期でも1日ごとに回収することをおおすすめします。
新聞紙などを使い食材カスの水分を吸い取っておくこともぬめりの発生を予防する際には有効です。

三角コーナーがシンク内の掃除の邪魔になるという場合は壁に吸盤で設置するタイプの水切り袋や、シンク内に自立するタイプの使い捨て水切り袋を使用するのもおすすめです。
キッチンの構造やゴミの発生具合によって使いやすいものを選択しましょう。

三角コーナーにぬめりが発生してしまった場合は薄めた塩素系漂白剤に浸け置きにし、ブラシなどで細かい汚れを落とす方法が有効です。

排水口のぬめり対策

シンクの排水口は水と食材のカスがたまりやすいため、ぬめりを防ぐためには定期的なメンテナンスが必要です。
排水口内のゴミ受けは三角コーナーと同様に、こまめにゴミの回収と清掃を行いましょう。
排水口用の水切りネットを使うことで汚れの付着を防ぎ、お手入れの手間を減らすことが可能です。

ゴミ受けはぬめりが発生すると隙間や編み目が詰まりやすいので、少しでも汚れてきたと感じたら塩素系漂白剤につけおきにして汚れの除去を行うことをおすすめします。

ゴミ受け以外にも排水口カバーや排水口内部の防臭ワン、排水トラップ部分にもぬめりが発生する可能性があります。
こちらも漂白剤でぬめりの除去が可能ですが、ゴミ受けや防臭ワンを取り外した状態で異物を流してしまうと排水ホースや排水管の詰まりの原因となるので、清掃の際は注意しましょう。

排水口カバーには一般的な菊割れゴムの他にもプラスチック製のものや金属製のもの、異物が流れにくい形状のものなどさまざまな種類があります。

ゴミ受けもプラスチック製や金属製、抗菌仕様のもの、カゴを設置せずネットだけを設置するタイプなどさまざまな物が販売されています。

排水トラップ部分の構造によっては内部の清掃が容易な浅型のゴミ受けを設置できる場合もあるのです。
排水トラップ自体も交換が可能で、清掃口が付いている内部清掃が簡単なものもあります。
どの部品も経年による劣化は発生し、少しずつ傷や汚れが蓄積されていきます。

清掃が難しい、汚れがたまりやすいと感じる場合は、清掃法を工夫するだけでなく新品との交換を行うほうがメンテナンスの手間を減らし、ぬめりや汚れの発生を防げるかもしれません。

台所のぬめりでお困りの際は水のサポート徳島にお電話を

水のサポート徳島では、徳島市の他、阿南市、鳴門市、阿波市、美馬郡、那賀郡など徳島県全域で台所をはじめとした水回りのトラブルの解消に尽力しています。

お客さまからお電話一本でスタッフが現場に駆け付け、原因の調査と対処を行います。
ぬめりやカビなどでお困りであれば、ぜひ当社にご連絡ください。

とくしま水道職人 0120-492-315

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