水のコラム

トイレが詰まった!その原因と自力でできる対処法

2020年12月31日  トイレのトラブル

「大変! トイレの水が詰まった!」
そんなとき、慌てて修理を業者に依頼する前に、確認するべきことがあります。
もしかしたらその詰まり、自力で対処できるかもしれません。
今回はトイレが詰まる原因や、自力でできる対処方法についてご紹介します。

トイレが詰まった状態って?

トイレの詰まりは、できるだけ早いうちに見つけ、早めに対処するのが肝心。しかし、便器から水があふれ出した、といったような明らかなトイレ詰まりでなくても、トイレが詰まっている、と言える状態があります。

1.水の流れが悪い。
2.便器内の水位がいつもより上がっている。
3.便器内の水位がいつもより下がっていて、異臭がする。
4.タンク式トイレの場合、タンクから出る水の量が少ない。

このような状態のトイレは、詰まりの黄信号だと思って下さい。
3のように、臭いがする場合は気づくのも早く、すぐに手を打とうとするかもしれませんが、他の事象は、「とりあえずトイレが使えるから…」とそのままにしてしまうかもしれませんが、放置していると、それこそ本格的に詰まってしまうことになるかも知れません。
これらのサインに気づいたら、即対処するのが被害を最小限に食い止めるコツです。

トイレが詰まる原因

さて、ではトイレがどうして詰まってしまうのか、ここではよくある原因順に説明していきます。

1.水に溶けにくいものや、異物などを流してしまった
洋式トイレの場合、その排水路は便器の奥でカーブを描いて上に上がり、「せき(水をせき止める土手のようなもの)」を越えて下水管へとつながっています。せきを越えられなかった水は便器に溜まり、これが下水管から昇ってくる臭いや虫を防ぐふたのような役割を果たしています。

この「せき」の部分に流しきれなかったものが溜まってしまい、水の流れを悪くしてしまうのです。トイレットペーパーや流せる〇〇(ティッシュやペットのトイレ砂)といった、流しても大丈夫なものでも大量に流した場合や、生理用品や食べ残し、つまようじなどでも詰まりの原因となることがあるので、適切なものを適切な量流すことが一番の予防です。

2.流す水の量が少ない
タンク式トイレの場合、水の量を節約するためにペットボトルなどを入れているご家庭もあるかと思います。確かに水量は節約できますが、水の量が少ないと、せきの部分に流しきれなかったものが蓄積しやすくなります。
また節約のため「小」しか使わないと、ものが蓄積しやすくなるため、たまには「大」で流すようにしましょう。

もしもトイレが詰まってしまったら、まず確認すること

もし、前述したような「トイレの詰まり」が今起こったら、あなたはどうしますか?
すぐに業者に電話をかけて来てもらう、でももちろんいいのですが、業者にお願いしてもすぐ来てくれるかどうかわかりませんし、何よりお金がかかりますよね。
そんなときは電話の前に、つぎの2つのポイントを確認してみましょう。

1.詰まりの原因を確認する
直前に流したもののせいで詰まりが起こっている場合は、それを取り除くことで詰まりを解消することができます。一番自力で直せる可能性の高いものは、大量のトイレットペーパーなど、流してもOKなものの場合です。

2.水が引いている(水位が下がっている)か
流してすぐは便器の水位が上がっても時間が経つといつもの水位に戻っている場合は、排水路のせきの部分に詰まりがあるが、せき止めているものの量が少ないか、ある程度水を通すものである可能性が高いです。

この2つに当てはまっていれば、次に説明する対処法を試す価値がありますよ。

トイレ詰まりを自力で直す方法あれこれ

トイレの詰まりを直す方法には、いくつかの種類があります。
今回はその中で、代表的なものをいくつかご紹介します。まずは、事前準備として以下のセッティングを行いましょう。

<用意する道具>
ゴム手袋、マイナスドライバー、ビニールシートか新聞紙

<事前準備>
1.電源プラグを抜く。
2.止水栓を止める(マイナスドライバー使用)。
3.床にビニールシート、新聞紙などを引く(水はね防止のため)。

次は、詰まりを自力で直す方法です。

1.ラバーカップを使って
ラバーカップは通称スッポンと呼ばれ、和式トイレ全盛期の時代には、わりとどこの家庭にもあった道具です。
持ち手の先には、じょうごのような形のゴム製カップがついていて、それを便器の排水口にセットし、すき間がないように奥に押し込みます。これを勢いよく引き抜くことで、内部の詰まりを取り除く仕組みになっています。一度で詰まったものが取れなければ、何度か繰り返し引き抜きましょう。

2.パイプクリーナー(洗剤)を使って
市販のパイプクリーナーを指定時間放置したあと、40℃ほどのぬるま湯で、流します。

3.ラップを使って
まず、便座を上げて、便器に食品用ラップをすき間ができないようぴっちりと覆います。
さらに上から押してもラップが破れないように何重にも重ねて覆います。空気が漏れないようにラップで覆ったら、上からラップを手で押して、圧力をかけたり離したりを繰り返します。
これは、ラップで覆うことで、便器内部に真空状態を作りだし、手で圧力をかけることで、排水路の異物を取り出す方法です。

もし、それでもダメだったら

トイレの詰まりは自力で直せる場合もありますが、自分では改善できない場合もあります。そんなときは詰まりがこれ以上ひどくなる前に、プロの業者にお願いしましょう。

水のサポート徳島では、徳島市を始め阿南市、鳴門市など、徳島県全域で水のトラブルを解決しているプロ集団です。水のトラブルは早期解決が肝心です。困った時はぜひお問い合わせください。

とくしま水道職人 0120-492-315

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