トイレのタンクがおかしい時は交換も考えよう

水のコラム

2020年12月26日トイレのトラブル

突然トイレのタンクが動かなくなってしまいどうにもならない時、頭のなかがパニックになってしまいます。
故障してしまう原因はいくつかあるのですが、もし使ってから20年近く経っているなど長いこと使用している場合は寿命です。

家電製品も寿命は5年から10年と言われているように、トイレにも終わりがあります。
無理に今のまま使用してしまうと、ある時水漏れが止まらなくて床が大洪水なんてこともあるかもしれません。
目安は10年と言われていますので、それよりも使用していて調子悪くなってしまった時には交換も検討しましょう。

トイレのタンクだけを新しくできるか？

新しい便器やタンクに交換をと言われても、予算が気になってしまい一気にすべてを換えるのは、今すぐには難しい人もいるでしょう。
できれば少しでも安く済ませるために、壊れてしまったタンクだけを交換したいという方もいるのではないでしょうか。

自宅でどんなタイプのタンクを使っているかで、別々に交換できるかどうかが決まってきます。
使っているのがタンクとトイレのパーツが別々なものを使用している場合は、タンクだけの交換が可能です。もし一体化されたタイプの場合は、一緒に便器も交換しなければなりません。
決してすべてを交換となると安いわけではないので、業者の人などと相談しながら考えていきましょう。

実は自分でもタンクは交換できる？

結論として自分でやろうと思えば、タンクを交換するのはできます。
ただ少しでも間違ってしまうと正常に動かないですし、あまりDIYを普段からしない方は慣れないでしょう。説明書を見ながら手順通りにやっているうちに、時間がかかってしまいイライラしてしまうかもしれません。

メリットとしては作業代を業者に支払わなくてもいいので、費用が安いという面があります。さらにネットなどで、自分の気に入ったデザインを探し取り寄せることも可能です。

ただ失敗した時は結局業者を呼び二度手間になってしまい、費用も大きくかかってしまう可能性もあります。費用はかかっても、プロが行うので失敗するというのはほとんどなく万が一の時も保証がついている場合もあり安心です。

交換するまでの間は詰まりの原因を解消しよう

なかには値段も高く、すぐに交換ができないと感じている方もいるでしょう。
もし10年以上経っている場合は早めに交換した方がいいのですが、もう少しお金を貯めてからにしたい時には、まず詰まりの原因を自分で解決してみましょう。

明らかにタンクの汚れの場合は洗剤で洗おう

毎日のように使用しているので、タンクのなかを開けてみると汚れがこびり付いていて、汚さに驚いてしまうかもしれません。
この場合は洗剤でしっかりと洗い、ブラシなどを使って磨いていきましょう。洗剤を使わなくても水洗いだけである程度の汚れは落ちますが、少し気になるカビのような色などは付けた方がきれいに落ちます。

さらに洗剤を選ぶ時にはより多くの汚れを落とすためにも、トイレ用の洗剤を使用するようにしましょう。中性洗剤がトイレの汚れと相性が良く、磨くだけで結構きれいになります。
タンクのなかの部品が明らかに壊れていない時には、この汚れが原因になっている場合がほとんどです。きれいにした後に普通にタンクから水が出るようであれば、汚れが原因です。

トイレの詰まりで困ったらスッポンを用意しよう

水のトラブルのなかでもトイレ詰まりと言ったらスッポンです。スッポンの他にラバーカップとも呼ばれますが、それほど高いものではないので買ってきましょう。
まだ詰まりなどの経験をしていなくても、いつ何があるか分からないので用意しておくと安心です。ホームセンターのようなところでも置いていますし100円ショップなどにあるため、いざというときのために置いておくといいでしょう。道具のなかでもトイレの詰まりに一番活躍してくれるもので、だいたいの詰まりは解決します。

使い方も簡単で便器のなかに水を少し入れたら、トイレットペーパーや汚物が詰まっているところにギュっと押して入れ、その後しっかりと引きます。何回か繰り返しているうちに解消されますので、押して引いてを繰り返してみましょう。
早急にどうにかしたけどスッポンがない時は、ラップを代用して便器を密閉し水を思いっきり流して圧でなんとかする方法もあります。