水のコラム

配管が錆びてる?赤茶色の水が出る原因と今すぐできる対処法を徹底解説

2025年09月25日  その他

蛇口をひねったら赤茶色の水が出てきた、水に金属の味がする、そんな経験はありませんか。これらは配管内部で錆が発生しているサインかもしれません。配管の錆は放置すると水漏れや設備故障など深刻なトラブルに発展する可能性があります。

本記事では、配管が錆びる原因から具体的な症状、自分でできる対処法、専門業者への依頼が必要なケースまで詳しく解説します。

配管が錆びる3つの主な原因と錆が進行する仕組み

配管の錆は、建物の築年数や配管の材質、水質など複数の要因が複雑に絡み合って発生します。特に古い建物では錆の進行が早く、気付いたときには大規模な修理が必要になることも少なくありません。ここでは、配管が錆びる主な原因とそのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

築年数が古い建物で配管が錆びやすい理由

築年数が経過した建物では、配管の経年劣化が主な錆の原因となります。特に昭和40年代以前に建設された建物では、当時主流だった鉄製の水道管が使用されている可能性が高いですが、鉄製の配管の耐用年数は一般的に15年から20年程度とされています。

すでに耐用年数を大幅に超えている配管は内部の防錆コーティングが剥がれ、金属が直接水と接触することで酸化反応が進行します。また、長年の使用により蓄積された配管内部の微細な傷から錆が発生しやすくなります。

古い建物では配管の交換が行われていないケースも多く、見えない部分で錆が進行している可能性が高いため、定期的な点検が重要になります。

水道水に含まれる成分が錆を加速させるメカニズム

水道水には消毒のために塩素が含まれています。が、塩素は水道水の安全性を保つために必要不可欠ですが、金属を酸化させる性質を持っているため配管内部の金属を少しずつ腐食させる原因にもなっています。

さらに、水中に含まれる酸素やミネラル成分も錆の発生に影響を与えます。特に硬度が高い地域では、カルシウムやマグネシウムなどの成分が配管内に付着してスケールを形成し、その下で局部的な腐食が進行することがあります。

また、水のpH値も重要な要因です。酸性に傾いた水は金属を溶かしやすく、アルカリ性が強すぎても配管を傷める可能性があります。長期間水を使用しない場合は、配管内に水が滞留して酸素濃度が高まり、錆が発生しやすい環境になります。

鉄管と樹脂管で錆びやすさが違う理由

配管の材質によって錆の発生リスクは大きく異なります。従来から使用されている亜鉛メッキ鋼管は、内部の鉄分が酸化しやすく、錆が発生しやすい材質です。一度錆が発生すると、そこから連鎖的に腐食が広がっていく特徴があります。

一方、近年の新築住宅で主流となっている塩化ビニル管や架橋ポリエチレン管などの樹脂製配管は、金属を含まないため錆の心配がありません。これらの樹脂管は軽量で施工しやすく、耐用年数も長いため、リフォーム時の配管交換でも選ばれることが多くなっています。

銅管は比較的錆びにくい材質ですが、長年使用すると緑青と呼ばれる緑色の錆が発生することがあります。また、異なる金属同士を接続した部分では、電気化学反応により局部的に腐食が進行しやすくなるため注意が必要です。

蛇口から赤い水が出る?配管の錆による主な症状

配管内部で錆が発生すると、水質の変化や水圧の低下など様々な症状が現れます。これらの症状を早期に発見し、適切な対処をすることで、大きなトラブルを防ぐことができます。以下では、配管の錆による代表的な症状について詳しく解説します。

朝一番に赤茶色や黄色の濁った水が出る

朝起きて最初に蛇口をひねったとき、赤茶色や黄色に濁った水が出ることがあります。これは夜間に配管内で水が滞留している間に、管内に付着していた錆が水に溶け出したためです。特に長期間使用していなかった蛇口では、この現象が顕著に現れます。

通常は数秒から数分程度水を流し続けることで透明な水に戻りますが、長時間流しても濁りが改善しない場合は、配管内部で相当量の錆が蓄積している可能性があります。

赤水には鉄分が多く含まれており、そのまま飲用すると金属味を感じたり、胃腸に負担をかけたりする可能性があるため、透明になるまで流してから使用することが大切です。

水に黒い粒が混じる・金属の味や臭いがする

コップに水を汲んだときに黒い粒状の異物が見える場合、配管内部で剥がれた黒錆が流出している可能性があります。黒錆は赤錆とは異なり、水に溶けにくい性質を持っていますが、配管内に蓄積するとつまりの原因になります。

水を飲んだときに鉄臭さや金属味を感じる場合も、配管内で錆が発生しているサインです。最初は微かな違和感程度でも、時間の経過とともに味や臭いが強くなっていくことがあります。

これらの症状が現れた場合、飲料水や調理用水として使用するのは避け、浄水器を設置するか、ペットボトルの水を使用することをおすすめします。

水圧が弱くなる・お湯の出が悪くなる

配管内部に錆が蓄積すると、瘤状の錆こぶが形成されて配管の内径が狭くなります。その結果、水の流れが妨げられ、蛇口から出る水の勢いが弱くなったり、シャワーの水圧が低下したりします。

特に給湯管は高温の水が通るため錆が発生しやすく、お湯の出が悪くなることがあります。給湯器の設定温度を上げてもお湯がぬるい、お風呂の湯張りに時間がかかるようになったといった症状も、錆による給湯管のつまりが原因かもしれません。

水圧の低下は徐々に進行するため気付きにくいことがありますが、以前と比べて明らかに水の出が悪くなったと感じたら、早めに点検することが大切です。

洗濯物の黄ばみや食器への影響

錆が混じった水で洗濯をすると、白い衣類に黄ばみや茶色いシミが付着することがあります。特に白物の衣類は影響を受けやすく、一度付着した錆のシミは通常の洗濯では落ちにくくなります。

食器を洗う際も、錆混じりの水を使用すると食器に赤茶色の跡が残ったり、グラスが曇ったりすることがあります。また、錆の粒子が食器に付着すると、衛生面でも問題があります。

料理に錆混じりの水を使用すると、料理の味や色が変わってしまうこともあります。特に白米を炊いたときに薄茶色になったり、お茶やコーヒーの味が金属臭くなったりする場合は、配管の錆が原因である可能性が高いでしょう。

排水の流れが悪い・つまりやすくなる

錆は給水管だけでなく排水管にも影響を与えます。金属製の排水管では、内部に錆こぶができると表面がザラザラになり、髪の毛や食べ物のカスなどが引っかかりやすくなります。

排水管内部の錆が進行すると、管の内径が狭くなって排水能力が低下します。お風呂の排水に時間がかかる、キッチンのシンクに水が溜まりやすくなった、トイレの流れが悪いといった症状が現れます。

放置すると完全につまってしまい、汚水が逆流したり溢れたりする危険性もあります。排水の流れに異常を感じたら、早めに対処することが重要です。

自分でできる配管の錆対策と応急処置の手順

配管の錆による症状が軽度であれば、自分でできる対処法があります。ただし、これらは応急的な処置であり、根本的な解決には専門業者による対応が必要な場合もあります。以下では、安全に行える錆対策と注意点について説明します。

赤水を改善するフラッシング作業のやり方

赤水が出た場合、最も簡単な対処法はフラッシング作業です。これは配管内に溜まった錆混じりの水を勢いよく排出する方法です。

まず、蛇口を全開にして水を流し続けます。バケツなどに水を溜めながら、水の色を確認します。通常は1分から3分程度で透明な水に戻りますが、長時間流しても改善しない場合は配管内部の錆が深刻な状態にある可能性があります。

フラッシング作業は朝一番や長期不在後に特に効果的です。ただし、水道代がかかることと、根本的な解決にはならないことを理解した上で行いましょう。

蛇口のフィルター掃除で錆を取り除く方法

蛇口の先端にはエアレーターと呼ばれるフィルターが付いており、ここに錆の粒子がつまることがあります。定期的な掃除により、水の出を改善できます。

エアレーターを取り外すには、レンチやプライヤーを使用します。取り外したら、中の網目状のフィルターを歯ブラシなどで丁寧に洗浄します。錆や水垢が詰まっている場合は、お酢やクエン酸を使って浸け置き洗いすると効果的です。

清掃後は元通りに取り付けますが、締めすぎるとパッキンを傷める可能性があるため、適度な力で締めることが大切です。月に一度程度の清掃を習慣にすると、錆の蓄積を防げます。

市販のパイプクリーナーを使った排水管の錆取り手順

排水管の錆詰まりには、市販の液体パイプクリーナーが効果的です。使用前に必ず製品の注意事項を確認し、換気を十分に行ってください。

まず、該当箇所の止水栓を閉めて水が流れないようにします。次に、パイプクリーナーを排水口から注ぎ、製品表示に従って所定時間放置します。その後、十分な量の水またはお湯で洗い流します。

頑固なつまりの場合は、ワイヤーブラシを使って物理的に錆を除去する方法もありますが、配管を傷つける恐れがあるため、優しく慎重に作業することが重要です。

絶対にやってはいけない自力作業と注意点

配管の錆対策で避けるべき作業がいくつかあります。まず、錆で穴が開いた配管にテープを巻くなどの応急修理は、一時的には漏水を止められても、周囲の金属も脆くなっているため、別の箇所から漏れる可能性が高く危険です。

強力な酸性やアルカリ性の薬剤を使用する際は、配管を傷める可能性があるため、必ず製品の使用方法を守ってください。また、壁の中や床下など見えない部分の配管を無理に修理しようとすると、かえって被害を拡大させる恐れがあります。

症状が改善しない場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者に相談することが賢明です。素人判断での作業は、結果的に修理費用が高額になることもあります。

徳島県内で配管補修用品が買えるおすすめのホームセンター

配管の錆対策に必要な道具や材料は、地元のホームセンターで揃えることができます。徳島県内には品揃えが豊富な大型ホームセンターが多数あり、DIY初心者からプロまで幅広く利用されています。

コーナン徳島藍住店

住所:徳島県板野郡藍住町住吉千鳥ケ浜87番地2

営業時間:7:00~21:00

県内屈指の大型店舗で、配管補修用品から専門工具まで幅広い品揃えが特徴です。 100円ショップも併設されており、細かな部品も手に入ります。

コーナン徳島小松島店

住所:徳島県小松島市小松島町字房浜1番地1

営業時間:月~土8:00~20:00 日・祝9:00~20:00

広大な駐車場を完備し、ペットショップも併設された大型店です。 配管関連の資材も充実しており、スタッフの対応も親切と評判です。

DCM万代店

住所:徳島県徳島市万代町6丁目3番地

営業時間:9:30~20:00

日用品から園芸用品まで幅広く取り扱う大型ホームセンターです。 DIY用の木材や工具も豊富で、初心者にも利用しやすい店舗です。

コーナンPRO徳島藍住店

住所:徳島県板野郡藍住町住吉千鳥ケ浜37番地1

営業時間:月~土6:30~20:00 日・祝9:00~20:00

職人向けの専門資材に特化した店舗で、プロ仕様の配管部材が揃います。 ネジやナットなど細かな部品も少量から購入可能です。

DCM徳島石井店

住所:徳島県名西郡石井町高川原字天神544番地1

営業時間:9:00~20:00

家具から日用品、アウトドア用品まで多彩な商品を取り扱う大型店です。 配管補修に必要な工具や材料も豊富に揃っています。

配管のトラブルは「とくしま水道職人」へ

配管の錆による水漏れや詰まりなど、自分での対処が難しい場合は、専門業者への依頼が必要です。とくしま水道職人は、徳島県全域で水まわりのトラブルに対応する水道局指定工事店として、確かな技術と信頼性でお客様の配管トラブルを解決します。24時間365日受付体制を整えており、年末年始やお盆期間中でも変わらずサービスを提供しています。お問い合わせいただければ、最短30分から1時間程度で現地へ駆けつけ、迅速にトラブルを解決いたします。

料金体系も明確で、作業前には必ず詳細な見積もりをご提示し、お客様にご納得いただいてから作業を開始します。出張費や見積もり費用は無料で、見積もり後のキャンセルも料金はかかりません。お支払い方法も現金はもちろん、各種クレジットカード、銀行振込、QRコード決済、コンビニ後払いなど多様な方法から選択いただけるため、急な出費でも安心です。

配管の錆による赤水や水漏れ、つまりなどでお困りの際は、お気軽にご相談ください。専門の技術者が最新の技術と豊富な経験を活かして、お客様の大切な住まいの水トラブルを解決いたします。

とくしま水道職人 0120-492-315

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