水のコラム

お風呂の排水溝のヘドロ対策|効果的な掃除方法から予防策まで

2025年03月28日  お風呂

お風呂の排水溝にヘドロが溜まると、不快な臭いや排水の流れの悪さなど様々な問題が発生します。

この記事では、お風呂の排水溝の構造からヘドロが溜まる原因、放置するリスク、そして効果的な除去方法と予防策までを解説します。

自分でできるお手入れ方法から、プロに依頼すべき状況まで幅広くご紹介しますので、快適なバスタイムのためにぜひ参考にしてください。

お風呂の排水溝の構造を知ろう

お風呂の排水溝にヘドロが溜まる原因や予防策を考える前に、まずは基本的な構造を理解しておきましょう。構造を知ることで、効率的な掃除方法やヘドロが溜まりやすい箇所が分かるようになります。

排水溝はどんな仕組みになっている?

お風呂の排水溝は、表面に見える目皿(または排水口カバー)から始まり、その下に髪の毛などを捕捉するフィルター部分があります。さらにその下には排水管と、下水からの悪臭が上がってくるのを防ぐ仕組みがあります。

排水溝の構造全体で、水を効率よく流しながら不快な臭いや害虫の侵入を防いでいるのです。

目皿・受け皿・ヘアーキャッチャーの役割

排水口のフタの下にある目皿は、髪の毛などが排水管に直接流れないよう網状になっています。目皿の下には受け皿があり、目皿をすり抜けた小さな髪の毛や皮脂などをさらにキャッチします。

最近では、目皿と受け皿の代わりに、バスケット型のヘアーキャッチャーが設置されているお風呂も増えています。ヘアーキャッチャーは取り外しが簡単で、ゴミの処理がしやすい点がメリットです。

排水トラップと封水筒の重要性

受け皿やヘアーキャッチャーの下にあるのが排水トラップです。ここには「封水」と呼ばれる水が常に溜まっており、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防いでいます。

ユニットバスの場合は、浴槽と洗い場の排水が合流して処理されるため、封水筒という部品が設置されています。封水筒はサイズがぴったりのものがきちんとはめ込まれていないと、機能を果たせなくなるので注意が必要です。

なぜヘドロが溜まる?排水溝汚れの正体

お風呂の排水溝に溜まるヘドロは、複数の要素が絡み合って形成されています。なぜヘドロが溜まるのか、その主な原因を見ていきましょう。

髪の毛が引き起こす問題

健康な人でも毎日50〜100本程度の髪の毛が自然に抜け落ちます。抜け落ちた髪の毛は排水溝に流れ込み、徐々に絡み合って塊になっていきます。特に季節の変わり目は抜け毛が増加し、問題が大きくなります。

髪の毛に含まれるタンパク質が雑菌やカビの栄養となることも問題です。ロングヘアの方がいる家庭や家族の人数が多い場合は、より注意が必要です。

石鹸カスが固まるメカニズム

石鹸やボディシャンプーも実はヘドロの原因のひとつです。石鹸に含まれる脂肪酸と、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが結合すると、水に溶けない「石鹸カス」が形成され、少しずつ蓄積してヘドロになっていきます。石鹸を使えば使うほどこの現象が起こりやすくなるため、洗い流しをしっかりすることが大切です。

意外と多い!皮脂や垢の影響

体を洗う際に出る皮脂や垢も、ヘドロの主要な原因です。皮脂や垢にはタンパク質が含まれており、雑菌の栄養源となります。1回の入浴ではすぐに問題になりませんが、日々蓄積されていきます。

家族の人数が多いほど、蓄積のスピードは早まります。特に夏場は皮脂の排出量も増えるため、より注意が必要です。

湿度が高いとカビが発生する理由

お風呂場は湿度が高く、カビが発生しやすい環境です。湿度が90%を超えると、黒カビやピンク色のカビが繁殖しやすくなります。

これらのカビは髪の毛や石鹸カス、皮脂などに付着して増殖し、ヘドロ状の物質を形成することが多いです。カビは健康上のリスクもあるため、発見次第早めに対処しましょう。

お風呂の排水溝にヘドロを放置するとどうなる?

排水溝のヘドロ掃除は、見えにくい場所のため後回しにしがちですが、放置するとどのような問題が発生するのか見ていきましょう。

気になる臭いの原因と対策

ヘドロを放置すると、まず不快な臭いが発生します。ヘドロに含まれる有機物が腐敗する際に発生する硫化水素などのガスが原因です。

湿度が高く温かいお風呂場は、ガスが発生しやすい環境であることを覚えておきましょう。臭いが出始めたら、除菌効果のある洗剤や重曹とクエン酸を使った掃除をすることで対策できます。

見えない雑菌の繁殖と健康への影響

ヘドロには様々な雑菌が繁殖し、健康上のリスクをもたらします。特に免疫力の低下した高齢者や小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。

雑菌の中には皮膚炎や呼吸器疾患の原因となるものもあります。カビの胞子もアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、定期的な掃除が重要です。

水はけが悪くなる!排水管つまりの仕組み

ヘドロが蓄積すると、徐々に排水の流れが悪くなります。最初は気にならなくても、少しずつ水が流れきるまでに時間がかかるようになり、やがて完全につまることもあります。

つまりが深刻になると自分での対処が難しくなり、専門業者に依頼する必要が出てきます。早めの対処で大きなトラブルを防ぐことが大切です。

放っておくと高額修理に?排水管の劣化

長期間ヘドロを放置すると、排水管自体が劣化する恐れがあります。ヘドロに含まれる有機物が分解されて生成される酸性物質が排水管を腐食させる原因となるのです。

排水管が損傷すると水漏れや排水不良などの問題につながり、修理に高額な費用がかかってしまうため、定期的なメンテナンスで排水管の劣化を抑えましょう。

自分でできる!ヘドロの効果的な除去方法

ヘドロの問題が深刻化する前に、自分でできる効果的な除去方法を見ていきましょう。状況に応じた対処法を選べば、ほとんどの場合は自分で解決できます。

ブラシを使った基本の掃除法

最も基本的な方法は、ブラシを使って物理的にヘドロを除去することです。ゴム手袋を装着し、排水溝の部品を取り外します。髪の毛やゴミを取り除いたあと、古い歯ブラシなどで排水溝の内側をこすり洗いしてください。

頑固な汚れにはワイヤーブラシが効果的ですが、折れにくいものを選びましょう。重曹を振りかけてからこすると、より汚れが落ちやすくなります。最後に水で洗い流して完了です。

パイプクリーナーで手軽に解決

より手軽に掃除したい場合は、市販のパイプクリーナーが便利です。パイプクリーナーは化学反応によってヘドロを溶解する効果があります。

排水溝の部品を取り外した後、パイプクリーナーを指定量注ぎ、15〜30分ほど放置して水で流します。使用時にはゴム手袋を着用し、説明書の放置時間を守りましょう。

自然派の味方!重曹とクエン酸の活用法

化学薬品を使いたくない方には、重曹とクエン酸を使った自然派の掃除方法がおすすめです。重曹は皮脂や雑菌が原因のヘドロに、クエン酸は石鹸カスに効果があります。

重曹とクエン酸を3:1の割合で混ぜ、排水溝に振りかけます。水をかけると発泡するので、その状態で30分放置した後、水で洗い流してください。小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して実行できる掃除方法です。

お湯だけでもできる簡単ケア

道具や薬剤がない場合でも、40℃以上のお湯を使った簡単なケアが可能です。熱めのお湯には油脂を溶かす効果があり、軽度のヘドロに効果があります。

お風呂の残り湯など、熱めのお湯をゆっくりと排水口に流すだけです。急に大量の熱湯を流すと排水管を傷める可能性があるため、少量ずつ流しましょう。

ヘドロを作らない!日々のお手入れポイント

ヘドロ対策は「ヘドロを作らせない」ことが最も効果的です。日常的にできる予防策を取り入れ、ヘドロの蓄積を防ぎましょう。

毎日のちょっとした習慣で防止

入浴後に目に見える髪の毛を取り除くだけでも大きな違いが生まれます。使い捨て手袋を使えば、直接触らずに済むので衛生的です。

また、排水溝周辺の水気を拭き取り、乾燥させることも重要です。湿った環境はカビや雑菌の繁殖を促進するため、換気を良くして乾燥を促しましょう。2日に1度程度の頻度で簡単な手入れを行うのが理想的です。

排水口用ネットの正しい選び方と使い方

排水口用ネットやシートは髪の毛など大きなゴミを捕捉するのに効果的です。「髪の毛取りシート」と呼ばれる使い捨てタイプは、取り替えるだけで簡単に処理できます。

選ぶ際のポイントは、取り付けやすさ、毛髪が集まりやすいデザイン、そのまま捨てられる利便性です。排水溝のサイズに関係なく設置できるタイプがおすすめです。

古いストッキングを利用する方法もあります。ストッキングを排水口に被せるだけで、髪の毛のフィルターとして機能し、経済的です。ただしストッキングは目が細かく、髪の毛やホコリがたまると水の流れがすぐ悪くなるため毎日交換してください。

定期的なパイプクリーナー・重曹活用法

予防的なメンテナンスとして、定期的にパイプクリーナーや重曹を使用するのも効果的です。週に1回、決まった曜日に排水管のケアを行う習慣をつけませんか?

例えば、毎週日曜日の夜にパイプクリーナーを流す、または重曹とクエン酸を使った掃除を行うなど、ルーティンにすることで忘れずに済みます。

意外と効く!アルミホイルボールの秘密

アルミホイルは水に反応して金属イオンを発生させ、抗菌作用によりヌメリやヘドロの発生を抑制します。アルミホイルを丸めてボール状にし、排水口に置いておくだけでも効果的です。

アルミボールの大きさは排水溝に流されない程度にし、2週間に1回程度交換しましょう。安価で作れるため、経済的なヘドロ対策です。

徳島県でおすすめのホームセンター

徳島県でヘドロ対策の道具や洗剤を購入するなら、以下のホームセンターがおすすめです。

コーナン徳島藍住店

住所:徳島県板野郡藍住町住吉千鳥ケ浜87番地2

営業時間:7:00〜21:00

県内屈指の品揃えを誇る大型ホームセンターで、ダイソー商品やアクアリウム商品も充実。店員さんの対応も親切です。

コーナンPRO徳島藍住店

住所:徳島県板野郡藍住町住吉千鳥ケ浜37番地1

営業時間:月~土6:30〜20:00、日9:00〜20:00

建設材料や道具の品揃えが豊富で、プロ向け資材も比較的安価。スマホアプリ利用で木材カットが無料になります。

DCM万代店

住所:徳島県徳島市万代町6丁目3番地

営業時間:9:30〜20:00

日用品から植物・園芸コーナーまで多様な品物を取り扱い。知識豊富なスタッフが園芸関連の質問に答えてくれます。

落ちない排水溝ヘドロは「とくしま水道職人」へ

自分での掃除で水の流れが改善されない場合や、排水の流れが極端に悪い場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。特に悪臭が続く、水が逆流するなどの症状がある場合は早めの対応が必要です。

「とくしま水道職人」は徳島の水道局指定工事店として、様々な水回りのトラブルに対応しています。24時間365日受付対応しており、年末年始やお盆でも迅速にサービスを提供しますのでご安心ください。最短30分から1時間で現地訪問し、トラブルを素早く解決します。

作業前には詳細な見積もりを提供し、納得した上で修理を開始するため、追加料金の心配もありません。支払い方法も現金・クレジットカード・銀行振込み、QRコード決済など多様な選択肢があります。

専門技術者が最新設備でヘドロの完全除去と排水管全体の状態チェックを行いますので、将来的な問題の予防にもつながります。お風呂の排水溝の悩みは「とくしま水道職人」にお任せください。

とくしま水道職人 0120-492-315

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