水のコラム
お風呂詰まり修理は業者にお任せ！原因と修理内容を解説
お風呂詰まりが起きたときは、業者の力を借りましょう。家庭ではできない、または難しい修理方法でも、業者の力を借りれば簡単に修理できます。
いざというとき頼りになる業者ですが、利用にはお金がかかります。また、どのように修理するのか分からないと不安に感じる方もいるでしょう。
そこで、修理内容や作業にかかる費用項目をまとめました。
お風呂の詰まりによくある原因
お風呂の詰まりはさまざまな原因で発生します。トラブルが起きたとき、落ち着いて対処するためにもよくある原因を知っておきましょう。
排水口の汚れ
お風呂の詰まりでよくあるのが、排水口の汚れです。髪の毛やせっけんカス・皮脂などが排水口に絡まることで詰まりが発生します。排水口には汚れを防ぐためにヘアキャッチャーがつけられていますが、完全に汚れを防げるわけではありません。
髪の毛はお湯などでは解けないため、一度絡みつくとそのまま残り続けます。改善には排水口の掃除が必要です。
配管の汚れ
排水口の汚れがそのまま配管内に流れ込むのも、よくある詰まりの原因です。中で汚れがたまり、雑菌が繁殖すると詰まりだけでなく悪臭などの問題も発生します。
排水口は手の届く位置にあるため掃除すれば改善できますが、配管はそうはいきません。奥の方で汚れがたまってしまうと、家庭では完全にきれいにできないため、掃除しても改善できない場合があるのです。このような場合は、業者の力を借りる必要があります。
異物を誤って流した
排水口に、かみそりや美容ケア用品のフタなどの異物を落として詰まらせることもあります。この場合、排水口や配管を分解しないと改善できません。家庭での修理は非常に難しいです。
異物を誤って落としたときは、すぐに業者を呼んで修理してもらいましょう。そのまま放置したり、いつもと同じように使ったりすると悪化します。詰まらせたことが分かった時点で、業者に連絡してください。
業者が行う浴室の修理内容
詰まりの原因を押さえたところで、実際に行う修理方法を学んでいきましょう。お風呂の詰まり修理で業者が行う修理について解説します。
業務用洗剤・薬剤
軽度から中度の詰まりに使われる方法です。専門的な知識や技術を必要とする、強力な薬剤を使って詰まりの原因を溶かし落とします。
家庭でも配管用洗剤や薬剤を使う方法はありますが、それよりも強力なものを使うため、配管をよりきれいな状態にできます。
ほかの方法のように配管に傷をつけずに修理できることから、劣化や老朽化が心配される配管にも使える方法です。
高圧洗浄機
強い水圧で汚れを洗い落とす方法です。業者が行う詰まり修理の中でも、一般的な方法でもあります。こびりついた汚れもすぐにきれいにできるため、詰まり修理だけでなく配管清掃にもよく使われています。
使われる傾向としては、完全に詰まっていない、水の流れが悪くなっている状態のときに使われることが多いです。また、汚水桝側から配管をきれいにするときにも使われます。
真空ポンプ
真空ポンプは、ラバーカップの一種です。配管内を真空にした状態で押し引きして、詰まりの元を引っ張り出します。軽度から中度の詰まりに使われる修理方法です。配管の奥に汚れがあっても引っ張り出せる・詰まりの種類を気にせず使えるなどのメリットがあります。
真空ポンプは、家庭でも修理に使われている道具です。故障が起きる前に用意しておけば、業者に依頼しなくても自分で修理できます。
なお、配管内を真空状態にする関係から、詰まりが取れた瞬間汚水が噴き出ることがあるため、使用の際は便器の周りを養生してから使うようにしましょう。
トーラー
トーラーは、先端にブラシがついたワイヤーです。汚れをかき出したり、配管内を塞いでいるものを突いて砕いたりして詰まりを解消します。
塊状になった汚れや固い詰まりに強い反面、ヘドロや雑菌のヌルヌルなどの粘性の高い汚れには弱いです。また、ワイヤー状であるため、複雑に折れ曲がった配管には使えない場合があります。
修理の見積もりに記載される料金の内容
主な修理方法を押さえたら、次は見積もりの見方を学びましょう。見積もりに記載される料金の内容について解説します。
基本料金
どの作業を依頼したときも必ず発生する料金です。料金は業者がそれぞれ定めているため決まっているわけではありませんが、4,000～5,000円程度の価格が相場価格となります。
ごく軽度の詰まりや、特殊な道具を使わなかった場合は、基本料金だけで修理費を済ませてくれる業者もあります。料金の判断は、見積もりを出すときの現地調査で決まるため、電話で連絡した時点では分からない場合もある点にご注意ください。
業者の中には故障箇所の画像データなどから調査をして見積もりを出してくれるところもあります。依頼するかどうかを料金で決めたい場合は、画像による見積もりサービスなどを実施しているところを活用しましょう。
出張料金
業者が修理をしに来たときにかかる料金です。こちらも基本料金同様、業者がそれぞれ定めている項目です。同じ出張費無料でも、決められた範囲内のみのところもあれば、制限なくいつでもどこでも出張無料で駆けつけてくれるところもあります。
出張費を取るところでも、ガソリン代などの実費で取るところもあれば、最初から費用が固定されているところもあるなど、実にさまざまです。業者選びの際は、出張料金に差があるかも確かめておくとよいでしょう。
作業料金・部品代
高圧洗浄機など、特殊な道具を使った場合など、道具を使って修理したときにかかる費用です。作業が簡単なものや、費用がそれほどかからない道具を使った場合は数千円程度で済ませてくれるところが多いですが、配管の分解や交換など、高度な作業になると数万単位の金額になります。
部品代は、文字通り修理に使った部品にかかる費用です。詰まり修理ではあまり発生しない項目でもあります。とはいえ、修理の過程で部品の交換などが必要になったときにはかかる可能性があります。
時間外料金
業者の営業時間外や、早朝・深夜に修理を依頼したときにかかる費用です。お風呂の場合、夜に使うことが多いため、発生しがちな費用でもあります。
追加料金のところもあれば、通常料金に割り増しして計算するなど、業者ごとに計算方法が異なるため、修理を依頼する前に確認しておきましょう。
自分で解決できない詰まりは業者に修理してもらおう
お風呂場の詰まりは、ごく軽度なら自分でも修理できます。しかし、自分で修理してもうまくいかない場合は、プロの力を借りましょう。
無理して自分で修理しようとしたり、故障をそのまま放置したりすると、悪化させてしまいます。特に、異物を配管に詰まらせたときは、すぐに修理しなくてはなりません。
自分で詰まり修理ができないときは、業者に相談しましょう。また、業者に依頼するときは、複数の会社に見積もりを出してもらうと、比較しながら依頼するところを選べます。業者選びをする際は、複数の業者へ見積もり依頼を出してください。
まとめ
お風呂詰まりは一度発生すると厄介なトラブルです。家庭でもごく軽度なら改善できますが、詰まりの原因が奥にある場合など、修理するのが難しい場合は業者の力を頼った方がうまくいきます。
自分で修理できない詰まりや、詰まりが頻発するときは、業者に依頼してきちんと修理居してもらいましょう。家庭での修理には限界があります。故障を放置すると悪化するので、できるだけ早めに連絡し、対応してもらいましょう。
なお、業者を選ぶときは見積もりを複数出すと、よい業者を選びやすくなります。依頼先を選ぶときは、複数候補を用意したうえでご検討ください。
