水のコラム

油や洗剤を正しい方法で捨てるには?捨てる方法や注意点を徹底解説!

2023年03月29日  キッチン

調理で使用した油や使わなくなった洗剤の処分に、困ったことはありませんか?揚げ物や天ぷらを調理したものだけでなく、お皿に残ったものを排水口に流した場合も、トラブルの原因になるのです。

この記事では、油の正しい捨て方や洗剤の処分方法などを、詳しく解説していきます。正しい捨て方を覚えてトラブルを回避させましょう。

油を正しく捨てる方法

はじめに油を捨てる正しい方法を紹介します。毎日の調理に使用する大切な素材ですが、処分方法を間違えると排水口を詰まらせるなどのトラブルにつながってしまうのです。正しい方法で処分していきましょう。

可燃ごみとして処分するのが一般的ですが、処分方法は自治体によって異なります。ここでは、可燃ごみとして捨てる方法をお伝えしていきます。

キッチンペーパーに吸わせて捨てる
キッチンペーパーに吸わせて可燃ごみに捨てる方法です。ビニール袋の中に数枚のペーパーを入れておきましょう。その中に冷えた油を注ぎ込んで、しっかりと吸わせてから、可燃ごみの袋に入れていきましょう。

凝固剤を油に混ぜて固めて捨てる
ホームセンターなどで購入出来る凝固剤もおすすめです。大量に使用した場合は、一気に固めて捨てられるので手間がかかりません。温めた油に凝固剤を混ぜ合わせたあとに、冷えて固まるのを待つだけです。燃えるゴミとして処分してください。

ビニール袋に新聞紙を入れて捨てる

キッチンペーパーや凝固剤が手元にない場合は、新聞紙でも代用できます。ビニール袋の中に新聞紙を細かく切って入れていきましょう。その中に冷えた油を流し込み、よく吸わせてから処分していく方法です。

パック飲料の空箱で捨てる方法
牛乳やパックジュースをよく飲む家庭では、パック飲料の空箱に捨てる方法も有効です。空箱の中にキッチンペーパーを入れて、冷えた油を注ぎ入れます。最後に空き箱の上を、テープで張り付けてから処分しましょう。

洗剤を正しく捨てる方法

好みに合わなかった柔軟剤や、購入したまま使用していなかった古い洗剤の処分方法を紹介します。洗剤には、固形と液体、粉末の3種類が存在します。

とくに固形や粉末に比べて、液体洗剤の処分は手間がかかります。正しい方法で処分しておかないと、ほかの人に迷惑がかかる恐れもあります。二次被害を起こす場合も考えられるため注意しておきましょう。

固形洗剤を捨てる方法
石鹸や固形状の洗剤を捨てる場合は、そのまま可燃ごみとして処分ができます。大きい物は、砕いてからゴミ袋に入れると邪魔になりません。また粉末洗剤も、固形洗剤の分類に入るため、そのまま可燃ごみとしての処分が可能です。

液状洗剤を捨てる方法
液体の洗剤は、そのまま捨てると迷惑がかかります。一般的には可燃ごみで捨てられますが、スーパーの袋やビニール袋の中に、新聞紙または使い古した布を入れて吸い込ませてから処分するように心がけましょう。

柔軟剤を捨てる方法
好みや肌に合わなかった柔軟剤を処分する場合も、液体洗剤と同様の方法です。液体をしっかり布や新聞紙に染み込ませたあとに、ビニール袋に入れてから可燃ごみとして処分してください。液体が漏れないようにすることがポイントです。

漂白剤を捨てる方法
キッチンハイターや漂白剤は、排水口に流して処分することが可能です。原液のまま流すと配管を傷めるため、多めに水を出しながら流していくことがポイントです。そのほか、ほかの薬剤を混ぜると危険なので、流す時は1種類ずつ流しましょう。

油や洗剤を捨てる方法で注意することは?

処分するときには、いくつかの注意点があります。間違えた捨て方をしないようにルールを守って捨てるようにしてください。

油の廃棄は自治体ルールに従う
油の廃棄は、自治体によって異なります。ほとんどの自治体が可燃ごみとしての処分を受け入れていますが、中には不燃ごみとして扱う自治体もあるのです。ゴミカレンダーやホームページを確認して、自治体のルールに従いましょう。

リサイクルが可能であれば活用する
自治体によっては、廃油をリサイクルとして受け入れているところもあります。可能であれば、リサイクルとして処分も検討してみましょう。

油を吸った紙に水を染み込めせる
油を処分する場合は、必ず冷えた油を染み込ませましょう。また自然発火の恐れもあるため、吸い込ませた紙や布には少量の水を染み込ませることが大切です。

洗剤は1つの袋に1種類だけ入れる
洗剤の種類によっては、まぜるな危険と記載されているものがあります。これは、ほかの洗剤と混ざり合うことで有毒ガスを発生させてしまうのです。処分する場合は1つの袋に1種類だけを入れて捨てるようにしてください。

洗剤をトイレや排水口に流すときは水で薄める
漂白剤やキッチンハイターは、排水口に流すことが可能です。トイレやキッチンに流す場合は、必ず水で薄めてから流すようにしてください。

塩素系漂白剤を原液のまま流さない
塩素系の漂白剤を排水口に流すときは、原液のまま流さないでください。薬剤の成分が強いため、配管を傷める恐れがあるからです。捨てる場合は、多めに水を流しながら処分してください。

やってはいけない!油や洗剤を捨てるNG方法

ここからは、絶対にやってはいけないNG行動を紹介していきます。

油をそのまま排水口へ流すことは危険
直接排水口に流すのは大変危険です。揚げ物で使ったものを直接流すと、詰まりの原因になります。フライパンや、お皿に残った油も同様です。揚げ物で使用したものは可燃ごみとして処分し、皿に残ったものはペーパーで拭きとってから洗いましょう。

油を洗剤に混ぜて流すことはNG
フライパンに残った油を、食器洗い洗剤とまぜて流せば中和されるので大丈夫だと考える方もいるでしょう。しかし、排水口のなかで乳化され固まってしまうことをご存知でしょうか。水回りのトラブルで多いのは汚れによる、排水口の詰まりです。

油は流されると配管のなかで、冷えて固まります。その塊に洗剤や食べカス、ゴミが張り付いて大きな塊となり、管内を狭めてしまうのです。それによって水の流れが悪くなりトラブルが発生するため、洗剤に混ぜて流す考えは危険なのです。

洗剤の塩素系漂白剤に注意
塩素系漂白剤には必ず、まぜるな危険の文字が表記されています。酸性と塩素系の洗剤を混ぜると、有害な塩素ガスが発生してしまうのです。処分するときは気を付けてください。排水口に流す場合も、可燃ごみとして捨てる場合も注意が必要です。

酸性とアルカリ成分には注意が必要
酸性とアルカリ成分の洗剤は刺激が強いため、処分するときには注意が必要です。排水管の素材を傷めてしまったり、ビニール袋が溶けて破けたりする可能性もあります。処分する場合は、必ず水で薄めてから捨てるようにしてください。

まとめ

油や洗剤を捨てる場合は、ルールをしっかり守りましょう。自治体によって処分方法は異なります。

排水口へ直接流す行為は、大きなトラブルへとつながる可能性があります。油や洗剤は、紙や布に染み込ませてからゴミとして処分することが大切です。また漂白剤を流すときも、原液をそのまま流すことはやめましょう。

配管が傷んで劣化や破損になる恐れがあります。水漏れトラブルを起こさないよう、多めに水を出しながら流していきましょう。正しい処分方法を覚えておけば、トラブルや危険も回避できるのです。

とくしま水道職人 0120-492-315

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